こ、これが・・ こ、米???
そうそう、カナダフェアの途中で食べた米の事を紹介し忘れた。
「(どうせ、さっき食べたサーモン寿司の米の事だろ!)」
とツッコミを入れた読者がいたとしたら、その記憶力には脱帽し賞賛するが、多少先を急ぎすぎている。
で、友人がサラダを運んできてくれた。 シャキッとしたレタスがイタリアン・ドレッシングで和えてある。 私がそれを食べ始めると、友人が訊いた。
「これ、何だか分かる?」
彼のフォークのさきは、将に今私が食べているレタスにトッピングされた、黒い物体がある。 それは、長さ1.5cm、直径1mm位の棒状物質――丁度、折れたシャープペンシルの(太めの)芯の様――だ。 そんな物体が数本、ドレッシングにまみれてレタスに付着している。
「分らない・・」
私はドレッシングの香辛料だとは思ったが、彼の答えは意外だった。
「米だよ。」
私は我が耳を疑い、
「コ・メ???」
と聞き返した。 そうしたら、本当に米らしい。 そこで、良く見ると、黒い棒の縦方向に、白い筋がある。 これだけ食べると、口中でシャープペンシルの芯が折れる様に「ポリポリっ」と割れ、澱粉質の食感がする。 いくら品種が違うとは言え、我々が日常的に食している米とは、あまりにも違いすぎる。
彼の説明は、こうだ。
「これが、コメの原種らしいよ? 今は赤飯を作る時は豆を使うけど、元々はこう言うコメで炊いていたらしいんだ。」
流石は博識! その後、インターネットで調べると、「原種黒米」で、似た画像があった。
http://pds2.exblog.jp/pds/1/200706/27/11/f0043911_17152561.jpg
因みに赤米はコメの野生種であり、古代米と言う人もいる様だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E7%B1%B3
原種と野生種、原種と古代米・・ 奥は深い。