リハビリ112―そうか、こう言う事か!
すると、当然、歩幅も大きくなる。 踵から着くためには、姿勢も自然と良くならざるを得ない。 その結果、歩行が自然な格好になるのである。 すると、上半身も自然に回旋してくる。
つまり、今まで行って来た一連の訓練は、ここに集約されたのである。
(そうか、こう言う事か!)
と合点が行き、納得出来た。 私の自然な歩行の様子を評価したO士は、
「そうなんです! 今までは、足を引きずる様に歩いていましたから、ね」
と、ズリ足をやって見せた。
「こんな風に・・」
「それに、脚を挙げて歩くと、自然と上半身が回旋しますね。」
「でしょ! これぞ、人体の七不思議!!!」
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そろそろ終了時刻である。 すると今日も時間外に、エアロバイクをさせてくれると言う。 しかも20分間も。
そして、O士は私をバイクに跨がせて、
「ここが25から30の間になる様に、やって見て下さい」
と、モニターを指差した。 そこは、ワットと書いてあった。 これを維持するためには、負荷が0.5kg・mの時、50〜60回転/分を維持する事になる。 この時、脈拍は92前後だった。 前回は99前後だったので、今日は調子いい。
因みに、負荷量は最初は0.2だった。 それが0.3になり、0.5で安定した。 機械側で、自動的に増えるらしい。
また50回転/分と言う速度は、本物のチャリなら・・
直径26インチのタイヤでは、半径は13インチ=32.76cm。 従って円周は、約2m。 これで1分間に50回転すると、進む距離は100m。 分速100mは、時速6kmである。
20分間漕げば、2km走った計算になる。