リハビリ148―知っていた!?!
2013年11月上旬、今月最初のリハビリの日だ。
いつもの時間に妻を駅に迎え、総合病院に到着しても、まだ30分の余裕がある。 早速M医師の予診を受けた。 私が
「実は先月、セカンドオピニオンを受けたんです。 そうしたら、『進行性核上性麻痺』の非典型例で、『純粋無動症』らしいんです・」
と言うと、M医師は
「ええ、書いてありますねぇ・・」
とモニターの目をやり、右手のマウスでスクロールさせたので、知っていたのだった。 それでもM医師からは、何のコメントもなかった。 まぁ、専門外ではあるかもしれないが、私にとってこの事がちょっぴり残念だった。
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リハビリ室内を往復していたO士が、私達の姿を見ると、
「少し早いけど、始めましょう」
と言い、リハビリが開始となった。 どうやら、前の患者がキャンセルとなったらしい。
そしてハーフカットを用いた施術の後、O士は私に靴を履く様指示した。 そして椅子から3m離れた床に小さな赤い目印を置き、
「椅子に腰掛け、起立してあの赤い所を急いで回って戻り、また椅子に掛けて下さい。 私が時間を測っていますから」
と言い、ストップウォッチを見せた。 私がスタートの号令を待っていると、
「自分のペースで、始めて下さい」
と言うので、早速実施した。 ストップウォッチを見ながら、O士は
(10秒かぁ・・ 何の問題も無いなぁ・・)
と呟きながら、「リハビリ・・計画書」に「10.56秒」と記録した。 そうだ、今日は11月の月初なので、あの無駄な儀式のある日だ。
そして今月の目標を訊かれたので、上半身、特に首の動きを改善したい・・と申し出た。 これは、PSP-PAGFの初期症状へのリハビリを意識して・・である。