パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

土地を売る―8

セカンドピニオン外来の受診から帰宅すると、郵便局から「通信事務郵便」と言う封筒が、私宛に届いていた。 表には住所・氏名の他、大きな文字の赤いゴム印があった。

 

   「本人限定受取郵便物到着のお知らせ 転送不要」

 

思い当たる事は、法務局からの事前通知だ。 開封すると、確かにその旨が書いてあった。 そしてその郵便物を受け取る方法が、3つ書いてあった。

 

       本人の在宅日時を知らせ、その時刻に配達をして貰う。

       受け取る郵便局を指定する。

       本局に自分で受け取りに行く。

 

私は③を選び、車で本局に行った。 指定の窓口で運転免許証を提示し、受け取りにサインをしたら、職員が封書を渡してくれた。

 

   ――――――――――――――――――

 

本局から帰り早速開封すると、確かに売却する土地の確認だった。 曰く、

 

   「下記の通り登記の申請がありましたので、不動産登記法第23条第1項の規

定に基づき、この申請が真実であるかどうかお尋ねします。」

 

そして真実なら氏名を記載し、実印を押して届けるか返送せよ・・と。

 

しかし、そうしてはいけない・・と、司法書士から電話が入っていたのだった。

 

   「その内、事前通知書がご自宅に郵送されますが、その用紙を決済日に銀行まで持って来て下さい。 そして買主の目前で押印して渡すのが、この業界のルール・・ というか慣習なんです」

 

と。 

 

   ――――――――――――――――――――

 

ナホルド・・ そう言う訳だったのか!

 

そして、郵便局からの通知が届いた翌日、その司法書士から再度、電話が入った。 勿論、確認のためだ。 私が了解している旨を伝えると、司法書士は安堵して電話を切った。

 

後は、当日を迎えるだけだ。

 

持参するものは、事前通知書、実印、請求書、領収書、現金(司法書士報酬、仲介手数料)、身分証明書、契約書・測量図(念のため)である。 尚、個人間の売買なので、領収書には収入印紙は不要だ。