パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故21―『あの日』から、4週間・・

20122月の下旬、今日は整形外科の受診日である。 

 

前回の受診から2週間、転倒事故による骨折から4週間が経過した事となる。 整形外科の予約時刻は12時であるが、今回もその30分前にX線撮影を行う事になっているので、妻の運転で総合病院に向かった。

 

余裕を見て出発したのは良いが、早く着き過ぎた。 X線撮影の書類が出来るまで、整形外科の前で、結構待たされた。 まぁ、診察時刻は決まっているので、どこで待っても同じだが・・

 

その代わり、放射線科は早かった。 受付に書類を提出し、待合用の椅子に座るとほぼ同時に呼ばれた。 撮影も左肩の2カットのみ、正味23分であった。

 

その受付で書類を受け取り、それを今度は整形外科の窓口に出した。 診察は30分以上遅れている事が、掲示で分かった。 正午が近づくに連れ、待合室の患者が減っていった。 いよいよである。

 

確かに中待ちに呼ばれ、5分程で診察室内に呼ばれた。 MMいしは、正面を向いて迎えてくれた。 モニターには2枚のX線写真が並べてあり、本人確認後、早速、説明に入った。

 

   「こちらが今日の写真です。 そしてこっちが2週間前の写真です。 比べてみると…」

 

要は回復は順調で、骨折部位の外側に新しい骨の層が形成され始めていると。 確かにMM医師が指差す辺りには、薄っすらと半透明の膜があった。

 

それを見て、妻が

 

   「どこで折れたんですか?」

 

と、訊いた。 MM医師の説明によると、左上腕骨の上部、肩関節の直下が骨折部位であり、腕の骨が関節の中に食い込んでいるらしい。

 

   「じゃあ、左腕の方が、短くなっちゃったんですか?」

 

と言う問いに、MM医師はチョット間をおいて

 

   「厳密には、ね」

 

と、答えた。