パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故19―順調な恢復

20122月の同じく上旬、今日は整形外科の再診日である。

 

例によって、診察予約時刻の30分前にX線撮影を行った。 予約時刻は12時であったが、受診できたのはほぼ13時だった。 長時間待つのは大変だが、昼食も摂らずに診療を続けているMM医師は、もっと大変だろう。

 

呼ばれて診察室に入ると、モニターには先程撮影したX線像が映し出されていた。 MM医師は一週間前の画像と並べて、私たちに見せた。 確かに上腕骨は真っ直ぐ着いているし、心なしか骨折部位の傷が薄くなっていた。 それを見ていた妻は、

 

   「先生、(骨折事故から)2週間で骨がくっついたんですか?」

 

と訊いた。 MM医師は、

 

   「2週間で付く人は、世の中にいませんよ・・ あ・・、赤ちゃんなら、わかりませんけどね?」

 

と説明した。 更に妻が、

 

   「先生、仕事をしてもイイんですか?」

 

と尋ねると、MM医師は私の職種を訊いて来た。 私が、

 

   「事務系の管理職で、主にパソコンを打って・・」

 

と、右手でキーボードに入力する真似をしたら、

 

   「あ、それなら、今からでもイイですよ」

 

と、お墨付きをくれた。 そして、何か困っている事があるか否かを尋ねた上で、

 

   「じゃあ、今度は2週間後にしましょう。 同じ曜日の同じ時刻の予約で宜しいですか?」

 

と訊き、マウスで画面のカレンダーに赤を入れた。

 

   「先生、それまでにした方が良い事、してはいけない事って、何でしょうか?」

 

と私が尋ねると、

 

   「・・ してはいけない事は、沢山ありますよ。 要は、安静を保つ事です。」

 

MM医師は答えた。

 

次回が事故から4週となるので、妻がMM医師に破傷風の追加免疫の事を訊いたら、

 

   「第一回目(の接種)から46週後ですから・・ 次回にやりましょう」

 

と決まった。

 

これで、診察は終了である。 処方箋もないので、直ぐに帰路に就けた。 待ち時間が長かった割には診察時間が短かったが、それはそれで良い事なのだろう。