パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ488―ウォーキングポールを使った歩行練習

 

さて、6月中旬の今日はリハビリの日だ。 そこでいつものデスクで、M士の作業療法を受ける準備を始めた。 

 

さて彼は、「ペグ中」を棚から出し、私に、両手でペグを逆さに刺す様に言って、消えた。 どうも、両手でやる所が「味噌・醤油・味の素」らしい。 暫くして、彼はA4の紙を2~3枚持って、戻って来た。 彼は、その内の一枚に6cm×2.5cm程の長方形をボールペンと分度器付き定規で描いた。 

 

そこに名前とフリガナを書くのであるが、そのためにはもう一本内側に直線を引く必要がある。 彼は、それをフリーハンドで描いた。 それが、5mm程の幅で真っ直ぐに引かれているのだ。 私なんかだったら、もっと震えて、しかも幅は均一ではなかろう・・ それだけで、「凄い」と思ってしまった。

 

   ――――――――――――――

 

さて、今回の作業療法は、枠内に住所・氏名等を書いたのみだった。 そして、続いてM嬢による作業療法となった。

 

彼女は、下半身のストレッチやマッサージを行い、「ウォーキグポール」での歩行練習を長めとってくれた。 私がポールを使って歩いて行くと、私の後ろから彼女がサポートしてくれる。 具体的には、

 

   「1・2,1・2、・・」

 

と言う声掛けと、同側歩行になってしまった時の注意である。 そして、同側歩行になってしまった時は、

 

   「一旦、止まって、もう一度(正しく)歩き直す」

 

と言う。 事実、10歩位歩くと、同側歩行になってしまうので、私が一旦止まると、

 

   「そうそう、一旦、止まる・・ねっ!」

 

と言ってくれる。

 

こうして、リハビリテーション室内を歩いて回った。 残る課題は、どうして同側歩行になってしまうのか?、そしてどうやって同側歩行になる事を防げるのか・・を解明する事だろう。