パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ118―難しい・・

 仰向けに寝た状態から(手や反動を使わず)上半身を起こせるか、訊かれた。 試して見ると、これは出来た。 所が・・

 

この状態で、いざって後退して見よ・・と言う。 O士が手本を見せてくれたが、片尻ずつ持ち上げ、後退して行くのだ。 これが出来ない。

 

   「じゃあ、前進してみましょう。 前進の方が簡単ですから」

 

と、手本を見せてくれt。 確かに、少しずつは進めた。 後退が全く出来ないので、

 

   「手を使ってもイイですよ」

 

とは言われたが、腕の練習をしても仕方無い。 結局、この練習はこれっきりになってしまった。

 

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次の課題は片足立ちである。 目標は左右とも1分間だと言う。 壁時計の秒針を見ながらやってみたが、軸足の左で30秒、右に至っては15秒だった。 これには、我ながらガックリした。

 

筋肉も衰え、筋肉同士の協調能力も落ちているんだろう。

 

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定刻後に・・ いや、定刻5分過ぎまでやってくれて、その後更にエアロバイクをやらせてくれた。 今回は、負荷が0.7kgmである。

 

O士が0.7にセットして漕ぎ始めると、隣のエアロバイクに中年の、痩身の女性がやって来て、理学療法士にリクエストした。

 

   「この前負荷が0.6だったから、今日は0.7にして貰える?」

 

負荷が0.7なら私と同じだ。 それを軽々と漕いでいるのである。 そこで同じ速度でペダルを漕ぐと、60 r.p.m. 位だ。 当然、40ワットを越え、脈拍も100に近づいた。 それでもその女性はまるでサイクリングでも楽しむのかの様に、軽快に漕ぎ続けている。

 

自分としては体力に自信はあったが、それもいつしか過去のものに・・

 

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20分経つとアラームが鳴って負荷が0.2kgmになり、クールダウン・サイクルに入った。 その後、5分程休憩して帰宅した。