パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ78―姿勢の矯正


1月中旬にもう一回、リハビリがあった。 通算、31回目となる

 

今回は姿勢の矯正が主だ。 雪かきの疲労は残っているものの、リハビリに差し支える程でも無かった。 一応、安堵した。

 

先ずは前回の「猫の伸び」を復習した。 そうしたら、自分がやっていたのは間違っていた。 四つん這いから始めると、どうしても尻が落ちてしまう。 Y士の手本を見ると、手と足の間隔が広い。 確かにそうすれば太腿が寝ないので、尻が落ちない。

 

次に、片手片脚上げだ。 これも前回練習したが、今回は背中を下げるのが課題である。

 

最後は、新しい姿勢を練習した。 台に腰掛けて、上半身を倒す。 この時、背筋を真っ直ぐ伸ばしたまま維持しなければならない。 つまり、上半身が一枚の板が倒れる様な動きをする。 実際やってみると、腹がつかえてY士の手本程、深く倒す事ができない。

 

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後半は、半地下のジムでの訓練だ。 どうやら、レッグプレスマシンを使うらしい。

 

私がY士の指示でレッグプレスマシに座ると、Y士は部屋の隅の棚からフワフワボールを持って来た。 バレーボール位の大きさだ。 これを両膝の間に挟んで、潰しながらプレスをする。

 

   「60kgで、やってみましょう」

 

と、Y士はピンを60kgの目盛に差し込んだ。 これでは軽すぎて、負荷にならない。 70kg80kgと負荷を増し、漸く目的の状態になった。 その目的とは?

 

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レッグプレスで脚が伸びた状態で、太腿に最大限の力を入れよ・・と、Y士は指示した。 そこで、脚を目一杯伸ばした状態で力を込めた。 それでも尚、

 

   「もっと強く!!!」

 

と、檄が飛ぶ。 勿論、自分では精一杯力を込めている積もりだ。 もう限界・・と思える所まで込めると、漸く合格がでる・・

 

これが何の訓練かと言うと、歩行時に着地した脚に力を込める事らしい。 自分としては、随分と遠回しに思えたが、リハビリに近道は無い。