パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

芝生維持への不安 − 芝刈り編

 除草剤の撒布はまだしも、心配なのは芝刈りである。 300平米近くを電動芝刈り機で刈って行くのであるが、丁寧に刈ると、発症前ですら半日掛かった。 しかも、夏場はこれが毎週である。 結構な重労働となるので、熱中症への予防対策も必要だ。

 

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更に問題は、その300平米の形状である。 単純な形状なら、問題も無い。 しかし現実は、違う。 4ヶ所に別れている上、狭い場所・入り組んだ所・ブロック塀際・花壇の近く・折り返しが急な坂となっている所・・ 兎に角、機械の転向(=往復)が大変なのである。 

 

元々姿勢反射障害がある上に後退歩が苦手なので、芝刈り機を持って方向転換する時に、転びそうになってしまう。 特に、電源コードが足に絡んだ時は、危険である。

 

更に芝刈り機を押していて、つい突進歩行となってしまうのである。 すると前傾姿勢となり、芝刈り機のハンドルを押し下げるので、刈り刃が芝生面から浮いてしまう事となる。 その結果、芝が均等な高さで刈れないのである。 凹凸のある芝生となってしまうのを避けるため、方向を変えてまた芝刈り機を往復せざるを得ない・・

 

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今年(以降)の夏は、去年のレベルで美しい芝生を維持して行けるのだろうか? そう思うと、某大型ホームセンターの店頭に飾ってあった「乗用芝刈り機」が、急に気になってきた。 ま、お金は無いけれど・・

 

いやいや、芝刈りもリハビリの内! ・・と言う意気で、可能な限りは頑張ろう!!!

 

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パーキンソン病では、原因となる脳神経細胞の変性(脱落)は不可逆的である。 

 

つまりこれからは、「今まで出来ていた事」が次々と出来なくなって来る。 「出来なくなった事を嘆くより、今出来る事を喜ぼう」と言う言葉があるが、それは健常者の発想である。

 

去年まで普通に出来ていた芝刈りが出来なくなる事は悲しいし、今出来ている芝刈りだっていつ出来なくなるのか、不安である。