パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ363―N嬢との出会い

さて今日は、診察日である。 ・・と言う事は、リハビリの担当はI士でなく、W嬢! と思いきや、彼女は今日は「お休み」ですって!?! オイオイ、I士と同じ日に休みを取ると、疑われるゼ! 

 

じゃあなくてぇ~・・ 誰が担当するのだろう? と思っていると、見た事のない女性が、

 

   「○○さーん・・ 初めまして! 本日担当させて頂く、Nと申します」

 

と言いながら、マスクを取り、自分の名札を示した。 え? 彼女の印象・・ですか??? スラリとした容姿で、丸顔、長い髪を後ろで一本に束ねた、清楚な印象の女性である。 え? それじゃあ、W嬢と同じ??? そうなんですぅ、女性の理学療法士ってよく似てるんですぅ。

 

   ―――――――――――――――――――

 

で、早速空いている台を探し、殺菌用の紙ナプキンで清拭してくれた。 そして、早速、下半身からマッサージを始めた。 先ずは、脚の筋肉や関節からだ。

 

最初は、骨盤を広げる。 私の上方から両腕を伸ばし、私の左右の骨盤に手の平を置き、体重を掛けて行くのである。 

 

   http://i.ytimg.com/vi/uWYfpSLzm6o/hqdefault.jpg

 

上記画像で、施術者の右手の親指の位置に注意して欲しい。 広げる直前に、両親指が私の恥骨の辺りに触れる度に、「ドキッ」としてしまう。 というのも、N嬢自身の体重を掛け、体勢を安定させるためには、両腕の間隔を狭めるので、親指の「行き場」が無くなってしまうのだろう。

 

続いてN嬢は、私の脹脛の横に正座し、私の脚を両膝に乗せて脹脛のマッサージを始めた。 それはかつて、W嬢が行った「逆膝枕」と同じだった。 また、自分の腕で私の足の裏に当て、アキレス腱のストレッチも正座のまま、行なった。

 

最後に、同じ画像で被施術者の右足の位置も見て欲しい。 施術者が座っていると、被施術者の右足を正座した両脚の間に置いて、安定させる。 N嬢は、それでも十分私の足を抑えきれないと思ったらしく、私の右足を左右の太腿で挟んだ。 これで私が右足を震わせると、「電気アンマ」になってしまう。 

 

   https://www.youtube.com/watch?v=_KKX2x5PPLY

 

そんな事を考えていると、心なしか『元気』になってしまう気がした。 これは拙いと思い、別の事を考えようとすればする程、「雑念」が頭の中をグルグルと巡ってしまう。

 

   「あ゛-、ヤ、ヤバイ・・ もうダメぇーっ!!!」

 

と思った時に、ハムストリングの伸展が終わった。

 

   「(まさか、私の『異変』に気付いて、やめたんじゃあ無いだろうなぁ・・)」

 

と、つい、考え過ぎてしまった。(滝汗)