診察201611―1
さて、リハビリが終わると、今日は診察のある日だ。 そこで、外来(患者)用車椅子を借用し、脳神経内科に行った。 待っていると、見た事の無い看護士が、私の名を呼んだ。
訊くと、採血と検査が終わっていない・・と言う。 確かに、受診案内票を見ると、書いてある・・ あれ? 確かこの8月に血液検査と心電図検査をやったばかりじゃないか?
と思って予約票を見ると、診察前に検査がある旨が書いてあった。 今までは、医師が
「次回は、診察前に検査があります」
と言ってくれたものだった。 F医師は、言葉が少ないのである。 でも、教訓としよう。
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妻と車椅子に乗ったままの私は、その受診案内票を持って、検査室に向かった。
「しかし、診察前に検査があるならあると言ってくれれば、イイのに・・」
と、妻は未だに不満顔である。 それは、検査結果が出るのが遅くなると帰るのが遅くなるので、その不満は分からないでもない。 しかし、予約票に書いてあるので、
「まぁ、そう言う先生なんだ・・と思うしか無いんじゃない?」
と言うと、少し納得した様だった。
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検査受付に受診案内票を出すと、
「最初に、採血があります」
と、奥の方を指した。 無事に採血が終わると、
「次は心電図(の測定)がありますので、入口付近でお待ちください」
との案内を受けた。 待っている、男性技師が声を掛けて来た。 私は一瞬、「えっ?」と思った。 今まで、男性技師だった事が無かったからである。 勿論、検査内容は技師の性別とは無関係だ。
こうして無事に検査が終了し、私達は元の脳神経内科に戻った。