パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

歯科検診(2)


午後4時の少し前に到着したら、待合室に患者が3人いた。 チャンと患者がいたので、チョッピリ安堵した。

 

保険証と診察券を受付に出し、待合室で備え付けの漫画本を読みながら順番を待っていると、30分程経ち、待合室は私だけとなった。

 

   (それなら予約の時、「4時半なら空いてますけど」と言って欲しかった。)

 

でも、患者の都合(?)を第一優先としたのだろう。 それでも程なく呼ばれた。

 

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診察台に着席すると、歯科衛生士のA士(女性)が尋ねた。

 

   「今日は検診でよろしかったのですよね?」

 

   「はい。」

 

   「歯を磨いた時に、血がでますか?」

 

   「いいえ。」

 

   「他に気になる所は?」

 

   「特に、ありません。」

 

こうして検診が始まったが、その第一目的は歯石の除去である。 自分でもデンタルフロスを使うのだが、歯肉の間の歯石までは取れない。 

 

そこで超音波スケーラーで取るのであるが、あのギーーーンと言う、脳髄に響く不気味さは何とかならないのだろうか? 待合室での30分間より、その5分間の方が、長く感じられた。

 

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A士が、

 

   「では、お口を漱いで下さい」

 

と言ったので、紙コップの水で漱ぐと、ボウルは赤く染まった。

 

その後デンタルフロスで歯垢を取って貰い、一週間に予約して帰宅した。