診察201209―1
脳神経内科の受付でリハビリが終わった旨を告げ、待合室で待っていると、10分程で診察に直接呼ばれた。 今回は、中待ち無しである。
所が、入り口の扉のところで足がすくみ、室内に入るのに躊躇(ためら)ってしまった。 I医師ばかりか、看護師もその様子を見ていたので、看護師が椅子を向けてくれた。
8週間ぶりのI医師は、変わらず笑顔が素敵だ。
――――――――――――――――――――――
早速、この8週間の症状の変化を書いたメモを渡した。 そして前回から追加処方したドプスカプセルが奏功したことを知り、
「効いてよかったわねぇ」
と、笑顔を見せた。 そこには、こう書いておいたのだ。
? ドプスカプセル増量の効果
・ 服用開始日の午後から、奏効した。 歩行時や転回時のふらつき感が緩和した。
・ その結果、杖無しで歩いても、(転ばない)自信につながった。
所が、以下を読み進み、真顔になった。
? ADLの低下
・ 8月26日頃より、体調が悪化。 両下肢の脱力感が増し、歩行障害が強くなる。
・ すくみ足も強くなり、転倒しそうになる事も。
・ その他の強くなった症状 : 脂汗、疲労感(筋力低下、動作緩慢)、眼瞼下垂、書字困難、食べ物をこぼす。
そこで早速、診察に入った。 先ずは眼振・タッピング・肘と手首の歯車様固縮であるが、特にコメントもなかった。 そして、
「いわゆる眼瞼下垂とも違うのよねぇ・・ 瞼が腫れているだけかしら?」
と評した。 神経の障害による下垂とは、違うらしい。