パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

長女の結婚式(3) ― 結婚式の準備

 

さて、今日はいよいよ、長女の結婚式と披露宴のある日だ。 朝一番の予定は、7時半の妻の着付けだ。 そこで朝6時半に起き、前日購入しておいたパンと牛乳で頂いた。 

 

と言うのは、ホテルの朝食ビュッフェが7時からだが、3密を避けるため、例えば30分おきに入れ替えるとしたら、最初のグループに入らないと、間に合わない! しかし、そんな保証はどこにもない!!! それに、ホテルの朝食ビュッフェは、一人1,600円もする!?!

 

そして7時25分頃、妻は部屋を出て、925号室に行った。 私と長男は、9時半までに撮影室に行けば良い。 そこで、私は8時45分頃925号室に行く旨を、義妹夫婦に伝えた。 と言うのは、私がモーニングに着替えるのを手伝ってくれる様に頼んであったからだ。

 

そうしたら、8時半頃、ドアをノックする音がしたので、出ると、義妹夫婦が出掛ける支度をして立っていた。 そして、

 

   「早い方が、良いと思って・・」

 

と言った。 仕方がないので、急いで着替えて、925号室に行った。 すると、廊下に「〇〇家・〇〇家 控室」と言う、低い看板があった。

 

   「(うん、ここに間違いない)」

 

と思い、一応ノックして入った。 すると、正面に「男性」、左に「女性」と書かれた紙が貼ってあった。 男性用の部屋も女性用のも、襖(ふすま)が半分程開いていて、中の様子が窺(うかが)えた。 ホテル側のスタッフが説明した通り、両室とも畳敷きだ。 そして、女性用の部屋には、朝日が差し込んでいた。 天気予報では、「曇りで寒い」と言う事だったが、陽がさすと暖かい。 そして、両室共、人気(ひとけ)が無い。

 

そこで。我々3人は、男性用の部屋に入ると、レンタルしたモーニング一式が、鴨居に掛かっていた。 その中から、先ずは「襟の立ったYシャツ」を探して、着替えた。 添付のカフスで袖を止め、腕が少し長めなので、付属のアームバンドで調節した。 後は、ズボンを穿いて、添付のサスペンダーで止め、ネクタイをして上着を着るだけだ。 

 

そんなこんなで、更衣に要した全時間は、精々15分位だ。 未だ、9時半には、40分以上ある。 時計を見て、その事を知った義弟は、

 

   「やっぱり、少し早過ぎたみたいだね」

 

と義妹に言った。 だから、8時45分で良かったのにぃ・・ 実は、

 

   「着替え時間はどうせ短いので、9時で十分だ」

 

と私が言ったら、

 

   「それじゃあ、間に合わないわよぉー」

 

と義妹がいった。 そこで、間を取って、8時45分になったのだ。 まぁ、だから8時半に呼びに来たのだろう・・

 

私は、暇を持て余してしまった。 が、仕方ないので、10階の写真室に行った。 そして、入り口の椅子で待っていると、奥の部屋から長女の声が聞こえて来た。 どうやら、着付けのスタッフ達と談笑している様だ。 すると、20分程して、新郎が出て来た。 羽織袴だ。 更に、5分程すると、新婦(長女)が出て来た。 緋色の打掛けだ。 うん、我が子ながら、カワユイ・・(笑)

 

そして、新郎新婦のみと、家族を含めた写真・数カットを撮った。 

 

さあ、準備完了だ。 さぁ、結婚式に行こう!!! 新郎新婦は、ホテル側が準備したハイヤーに乗り、我々は、義弟の車で出掛けた。 目的地は、昨日の布多天神社であり、開始時刻は、11時の予定である。 

 

さぁ、いよいよ、だ。