パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

木小屋の解体 (後編)

 

さて、解体中にリハビリが入ったが、解体後の問題は、空いた土地に生える竹と草である。 前者は、隣家との境界にあったものの、我が家の分は、Mさんが切ってくれた。しかし、隣家の竹から地下茎が境界を越えて伸びて来るのは、目に見えている。 後者は、陽当たりが良くなって来たので、雑草が生えて来る。 

 

では、それぞれの対策は? 前者に対しては、1m位の溝を掘り、波板を埋めるとかコンクリートを打つ等の方法があり、後者に対しては、定期的に除草剤を散布するか防草シートを張る位しか無い・・と、Mさんは言う。

 

唯、一口に「防草シート」と言っても、その種類は千差万別であり、一番効果的なのは緑色の厚み4mmものらしい。 黒い防草シートは安価ではあるが、持ちが悪いらしい。 ま、それでも数年は持つ・・と言う。

 

では、費用は? 「材料費+手間賃」だと言うが、もし安価に仕上げるなら、自分達(私と義弟達)で敷けば良い。 この時、多少は雑草が生える懸念はあるだろう。 まぁ、色々と考え方はあるだろうが、定期的に除草剤を散布するよりは、遥かに楽だろう。

 

もう一つの懸念は、「建築確認申請」である。 これは、元木小屋があった辺りに、新しくガレージを建てよう・・と言うモノだ。 ま、我々の場合は、トラクター用と芝刈り機用の2台分が必要となる。 所が、基礎があり(3方以上を囲まれた?)10㎡以上の建物を建てる時には、建築確認申請が必要らしい。 問題は、その費用である。 約25万~30万円程、掛かるらしい。 しかも、1棟は10㎡以下でも2棟を並べると、連棟とみなし、合計10㎡以上なら矢張り、申請が必要らしい。 

 

この申請を必要としないためには、「明らかに」別べつの場所に2棟を建てるしか無い・・ どれで、相見積もりを取ろうか・・考えてしまう。

 

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Mさんが、Mさんの依頼による電気屋が電気工事をしている時に、見に来てくれた。 と言うのは、従来は、電柱から木小屋を経由して、居宅(母屋)に供給していたが、(木小屋が無くなった)今は直接電柱から取らなければならない。 しかし、その距離は30m程になる。 所が(家に引き込む場合は、距離を)20m以下にしなければならない・・と言う東京電力の規則があるそうである。 そのため、電柱を庭に建てる必要がある。 しかし、これには2つの問題があった。 一つは費用であり、もう一つは、見た目である。

 

聞けば、電柱一本建てるのに、プラス10万円掛かると言い、庭の真ん中の空中を電線が走る事になる。 これは、私の美的感覚からして、耐えられない・・

 

では、どうすれば良いのか? 電気屋の提案は、こうである。

 

   「後(あと)はぁ・・ (母屋の電源を)お宅ん家(ち)から取れば、メーターが一つなので、請求は一本。 母屋の電気代は、基本料金が無くなるよ。 もし会計が別なら基本料金分くらいを、もらえば?」

 

と言う提案である。 結局、その案で進めるために、今日、電気屋が来ていたのだった。

 

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話しは脱線したが、電気工事を見守るMさんとユックリ話す機会となった。

 

今回の工事は、赤字にはならなかったが、余り儲からなかったそうだ。 と言うのは、①ゴミの量が予想以上だった事、②ゴミ処理場が関東北部の栃木県や茨城県と遠い事、③中国が突然、日本からのプラスチックゴミを受け入れなくなったため、今年の2月21日から国内処理となり予約制となったが、それが、1週間先である事、等がある。

 

特に、③に対しては、1週間も(荷物を載せたまま)トラックをレンタルして置く訳にも行かず、親方の敷地内に置かせて貰ったらしいが、またトラックをレンタルして運ばなければならない。 Mさんは言わなかったが、きっと、処分費の相場も上がっているのだろう。

 

オマケに分別作業が重労働らしく、親方衆は1時間毎に休憩を取り、その間、芝生の上に寝転がっている人もいた程だ。

 

そりゃ、解体費用も、年々高騰するわけだ!?!