パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

フォートコリンズの日本食事情 - 滞米生活、その14

 

海外生活で心配の一つは、食事。 今回は、私がフォートコリンズに在住していた時の日本食事情を紹介します。

 

コロラド州ではカリフォルニア米が手に入りますので、電気釜さえ買えば米飯は自由に食べられました。 (あ、電圧が220Vなので、日本から普通の釜を持参してもダメです。) 米自体は美味しいのでしょうが、米飯の味はイマイチでした。 理由はフォートコリンズの標高(1400m)です。 水の沸点が低いのです! (今なら、加圧式もあるでしょう。)

 

フォートコリンズは小さな大学街だったので、日本食レストランはありませんでしたが中華レストランがあり、これは口に合いました。 日本食材店(日本人が経営)や中華食材店は、ありました。 後者で、丸ごとのザーサイを見てビックリし、試しに買った憶えがあります。 この時、日本でお馴染みの〇〇屋のザーサイ(瓶詰め)は、相当「調味」してある事が分かりました。

 

さて、日本食の材料は?

 

先ずは野菜です。 スーパーに行くとCucumber(キューカンバー)を売っています。 見るとヘチマか? ・・と思えますが、キュウリですね。 「(米国人は旬の味が分からないので、こんなにでかくしてから食べるんだ・・)」と思ったのですが、違いました。 気候風土でした。 日本から種を取り寄せて家庭菜園を営んでいる友人の畑を見ると、ヘチマの様なキュウリがぶら下がっていました。 Egg Plant(ナス)もBell Pepper(ピーマン)も巨大化していました。

 

次は魚です。 フォートコリンズから車でI25(インターステート道路25号線)を南に一時間走りますと、州都Denver(デンバー)です。 ここにはSakura square(サクラスクェア)と言う日本人街があり、日本食材を売っています。 太平洋で獲れたマグロの刺身の柵すら売っていますので、クーラーボックスに氷を入れて買出しに行きます。 刺身自体は美味しい(!)のですが、日本では見向きもされない海草のツマや芽紫蘇が、無性に食べたくなったのを覚えています。

 

最後は漬物です。 「キュウリの〇ちゃん」と言う、キュウリの漬物をご存知でしょう。 ある時その店で売られていました。 余りの懐かしさに買って帰り、米飯に載せて食べたら美味しくて、故国が懐かしく感じられました。

 

そこで次の機会に、キムチの瓶詰めを買いました。 これも暖かい米飯に合うからです。 家に帰り、早速米飯を用意して瓶の蓋を開けると・・ 「プシュッ」と言う不気味な音がしてエアーが抜けました! 恐る恐る臭いをかいでみると、やはり発酵が進み、少し傷んでいる様でした。

 

え? 味ですか? 「キムチ悪かった・・」

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20180705/20180705160825.jpg

 

Google Mapで「Sakura Square Denver」と検索しますと、上記地図が出ます。 ここがそうです。

 

ん? 「ストリート ビュー」がある? クリックすると・・

 

そうです、ここです! この右の高いビルの1階が日本食材店でした。 ワー・・ 懐かしい・・