パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

ホストファミリーとコケコッコー - 滞米生活、その12

 

さて米国で生活を始めるに当たって、分からない事だらけ・・ そんな時に支えてくれるのが「Host Family」(ホストファミリー)です。 これは海外からCSUコロラド州立大学)に来た人の生活をサポートする人(家族)の事です。 米国生活で分からない事や困った事があれば、相談に乗ってくれます。 勿論、善意(=奉仕)です。 そして、行事があると何かと声をかけてくれますので、社会勉強にもなります。

 

私のHost Familyは、Lowdermilk(ローダーミルク)夫妻でした。 私の両親位の年代だったでしょうか? パキスタン人だと言っていましたが、言われなければ普通の米国人に見えました。 夫は大学の農学部の教授、妻は色々なActivityを掛け持ち、Real Estate(不動産)の資格を取る・・とか言って勉強している様でした。 夫妻は大学での行事だけでなく、自分の家にも招いてくれました。 

 

訪ねて行きますと、家の庭には苗の植えてある畝(うね)があり、そこに潅水チューブが走っています。 つまり、自動灌漑装置のミニチュア版があり、タイマーで水が出るそうです。 「(流石、農学部の教授!)」と思いましたが、特別なハイテクでもなさそうでした。(笑)

 

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ある時夫妻に招かれて、他の留学生達とそこで一緒になりました。 つまり、夫妻は複数の外国人のHost Familyになっていたのでした。 英語を母国語としている人はいませんので、身振り手振りも交えて賑やかでした。 世界各地から集まっているので話題はアチコチと飛びますが、尽きる事はありません。

 

話の中で、動物の鳴き声が問題となりました。 そして、ニワトリの鳴き声の各国比較となったのです。 ご存知の様に、米国では、Cock-a-doodle-doo(クックァドゥードゥルドゥ)ですね。 皆が、次々と鳴き声をまね、「(へぇー、色々とあるんだ・・)」と感心していると、「How about in Japan?」(日本では、どう鳴くの?)と振られました。 そこで私が少し上を向き、喉を突き出して、裏声で「コケコッコーーーーー・・・・」と言うと、飲み物をこぼしそうになる者、噴き出しそうになる者、のけぞる者、椅子からズッコケそうになる者・・ 皆、お腹を抱えて、暫くは大変な騒ぎでした。

 

余りにもウケたので、さて私はどの様なリアクションを取って良いのか、却って戸惑った憶えがあります。