パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功61 ― T胃腸科医院にて・・

 

私は、気功の施術を受けるために、妻の運転で出掛けたが、その帰路、寄った○インズホームセンターの身障者用トイレですくみ足を起こして、水平の手摺りで顎を打ち、出血してしまった。 そこで、我々は、傷の縫合でお世話になったT胃腸科医院に車で向かった。

 

こうして、T胃腸科医院に着くと、待合室はガラガラで、受付嬢が暇そうにしていた。 そう、間に合ったのだ。 そこで、妻に車椅子をお願いして、待合室に入った。

 

待っていると、看護師が非接触型体温計で、首の所で体温を測った。 ま、勿論、妻も私も37℃以下で、合格だ。 更に待っていると、処置室の中に呼ばれた。 私が、ベッドの上に横たわると、看護師が、傷を湿ったガーゼで、綺麗に拭き始めた。 そして、発症に至る経緯を訊いた。 これには、妻が答えた。

 

やがて、T医師が現れ、傷を診て、

 

   「縫いましょう!」

 

と言った。 そして、リドカインを傷の周囲に打ち始めた。 そして、縫合中に、

 

   「あーぁ、動脈が切れている・・ 出血したでしょう」

 

と言った。 嗚呼、そうだったのか? 道理で、余り強く打っていないのに、「ポポポポ、ポタ、ポタ、ポター・・」と鮮血が落下したワケだ!

 

そうして、T医師は、以前と同じ様に縫合して行った。 縫合が終わると、彼は、自慢げに言った。

 

   「(今回は)8針(も)、縫いましたよー・・」

 

それを聞いて、私は、

 

 

   「(オイオイ、高々2cm位の所に、8針もかよー・・)」

、と思ってしまった。 (><)

 

そして、更に、

 

   「鎮痛剤は、出しときましょうか?」

 

と私に訊いた。 

私は、今まで痛かった事はなかったので、断ると、妻が、

 

   「(信じられない・・)」

 

と言う様な事を言った。 こうして無事に縫合が終了し、残りの処置は看護師がやるらしく、T医師は、

 

   「じゃあ、お大事に!」

 

と言って、去って行った。 そして、去り際に、ほほえみながら、こんな事を言った。

 

   「もう、常連だもんね!」