パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功60 ― その後・・

 

今日・6月下旬は、午前中にリハビリ、午後から気功のある日だ。 午前中のリハビリでは、昨晩の転倒によるバンドエイドは、外した。 しかし、理学療法士からのツッコミは無かった。

 

さて、午後からの気功であるが、今回も、妻の運転である。 

 

前回、散々ブータレを言われて、

 

   「(もう、気功も今回迄かな?)」

 

と思ったが、続ける事が出来た。

 

   http://T-TTpagf.hatenablog.jp/entry/2020/06/21/085301

 

まぁ、気功の施術自体は、いつもと同じだったが、問題は、その帰り道である。

 

今から、車で1時間は掛かる。 その前に、気功を2時間程やって貰っていたので、途中、トイレに行っておいた方が良い・・と思った。 そこで、途中、〇インズと言うホームセンターに寄った。 と言うのも。そこには広い身障者用トイレがあるからである。 我々は、身障者用の駐車場に車を停め、そこから、歩行器で店内へと進んだ。 

 

身障者用トイレは空いていたので、歩行器のまま入った。 トイレット・ボゥルは、部屋の左奥にある。 私は、歩行器のまま、左前方を目指した。 トイレット・ボゥルの手前には、水平の、跳ね上げ式のU字型の手摺りがある。 私は、その水平の手摺りに一旦、

掴まってから、トイレット・ボゥルを使おうと、手を伸ばした。 では、足は? もう直ぐ、手摺りに摑まれる・・と言う安心感からか、思う様に進んでくれない!?! つまり、すくんでしまったのである。

 

勿論、私は、歩行器の手を離し、目前の手摺りに摑まり、事無きを得た。 ・・と思った。 

 

所が、頭が水平のバーの上に、落ちて来たのである。 当然、顔の下側=顎をバーに打ち付けてしまった。 後で、T医師から聞いたのであるが、丁度、動脈のある所らしく、鮮血が、「ポポポポ、ポタ、ポタ、ポター・・」と垂れ出した。

 

 

私は、

 

「(早く止血しなければ・・)」

 

とは思ったが、かと言って、出血したままトイレ内を歩き廻る訳にも行かない。 そんな風に、なす術(すべ)も無く、立っていると、段々と出血が収まってきた! そこで頃合いを見て、トイレットペーパーで、顎の血液を拭った。 そうしたら、真っ赤なペーパーが、トイレット・ボゥル内に落ちた。

 

大分、落ち着いて来たので、改めて鏡を見ると、血液は、服にまで付いていた。 が、どうしようもない・・ ま、兎に角、床に垂れた血液と、手摺りに付いた血液は、自分の責任として拭かなければ・・と思い、トイレットペーパーで、(一応、)拭いた。 もし、次に使う人がビックリしない様に・・

 

以上の事を終えて、身障者用トイレを出ると、待っていた妻が、ビックリした様子だった。 そして、私に出血部位である顎を抑える様にと、ハンドバッグからポケットティッシュを出して、私に渡した。 兎に角、車まで戻らなければならない。 そこで私達は、目立たない様、小さくなって店を出た。

 

こうして、何とか車に辿り着いたが、「これから、どうしよう・・」と言う話しになった。 と言うのは、妻が見ると、傷口がパックリ開いていたからである。 ま、いつもリハビリに行っていているN整形外科か、前回、前々回と傷を縫合したT胃腸科医院だろうが、時間の関係で、後者となった。 と言うのは、前者は午後5時まで、後者は午後5時半までの受付だからである。 事実、一旦帰宅して、着替えて、健康保険証を持って、車に乗ると、午後5時15分だった。