パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

介護保険の等級の見直し

さて、私の介護保険の等級は、要支援2であるが、その介護保険の有効期限が6月末である。 引き続き介護保険を利用するためには、行政の審査を受けなければならない。 実は、その案内の手紙が5月中に届いたので、記入して市役所に出すだけ・・となった。 すると、ケアマネージャーのMさんから電話があり、

 

   「(これこれこう言う)介護保険の書類が市役所から届くから、ご自分で手続きをしても良いですしぃ、私が代行する事も可能です」

 

と言うではないか!?! 妻にその事を話すと、

 

   「是非、(代行を)お願いしてぇ・・」

 

と言うのである。 と言うのは、我々一般人が市役所に行くと、先ず、旧館に行って用件を告げ、それから新館に行け・・と言う。 しかも、それぞれの入り口で、儀式を行わなければならない。 きっと、専門性の高いケアマネージャーなら、手続きが簡単なのだろう・・

 

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では、彼の手続きが本当に正しく進んだ・・と言う事は、どうやって知る事が出来るのだろう。 それは、後日、地域包括支援センターのSさんと言う女性から電話があるので分かる。 え? 地域包括支援センターの担当者は、Kさん(男性)じゃあなかったの???・・と思われた方は・・いないでしょうねぇ・・ 実は、私も忘れていました。(><)

 

ではなぜ、交代したのか? 高齢者の「相手」の多い世界では、人事ローテーションは余程の事がないと行われない。 特に、認知(症)が入った人には。 環境が変わると、認知症が進む可能性があるからである。

 

では、Kさんの場合は? Mさんによると、

 

   「彼は、2月末で、退職しました」

 

そうである。 まぁ、新型コロナウィルス禍であっても、きっと「次の仕事」が決まっての退職だろうし、チャンと資格もあるので大丈夫だろうとは思うが・・ ま、私が心配する事でもないか!?!

 

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暫くして、Sさんから電話があり、来訪の日時が5月下旬の某日の午後2時に決まった。

私は、

 

   「(ヘェー、2回目からは、市の職員じゃあないんだぁ・・)」

 

と思った。

 

当日、待っていると、ほぼ定刻に体格の良い明るい印象の女性がやって来た。 玄関で名乗り、用件を告げて、妻の招きでリビングルームに入って来た。 

 

こうして、彼女はチェックシートに基づいて、インタビューを行っていった。 まぁ、認知症の試験も入っているので、

 

   「ここはどこですか?」

 

   「今の季節は、何ですか?」

 

等と言うのもあった。 私が後者の質問に対して、

 

   「(5月下旬なので)晩春・・ かなぁ・・」

 

と言ったら、感心されてしまった。

 

日常生活での移動については、バランスが悪く妻の(部分的な)介助が必要である事、買い物先の店舗では車椅子を借用している事、等も正直に話した。

 

インタビューが終了し、妻が、

 

   「これで、介護の等級は、どれ位なんでしょうか?」

 

と訊いたが、彼女は答えなかった。

 

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こうして、介護保険の等級審査は終わり、彼女は介護保険証を持ち帰った。 そうしたら、後日A4紙の(臨時)介護保険証が届けられた。 これも、ケアマネージャーの言う通りだった。