リハビリ515―Sh士は、理学療法士?
さて、今日は週の前半、リハビリの日だ。 いつもの様に、送迎車に乗り、車椅子で医院に行き、靴を脱いで、部屋に入り、血圧と体温を測定し、施術者の都合に合わせて、機械を使ったリハビリを行う。 私がエルゴメーター(自転車漕ぎ)を丁度終えた頃、今まで柔道整復師だと思っていた施術士が担当だ。 名をSと言うが、既にS士がいるので、Sh士としよう。
彼は、先ず、私に、
「ハイ、横を向いて下さい」
と言った。 私は、
「(まさか、例のすくみ足予防のための施術じゃあ、ないだろうなぁ・・)」
と思って、Sh士に背中を向けると・・ 腕(肩関節)の可動域のチェックだった。 左右共「合格」の様だ。
Sh士の良い所は、その施術がどこに効くかを教えてくれる事である。 例えば、両脚を膝立てにして、その片方―――例えば、左脚―――を開く。 この時、彼が自分の手でその抵抗になり、
「これは、ここの筋肉の強化になるんです」
と言い、左脚の内側を示した。 それとは逆に、左脚を閉じる時は、手を膝の内側に置いて、その抵抗となり、
「これは、ここの筋肉の強化になるんです」
と左脚の筋肉の外側である事を教えてくれる。 施術の最後に、歩き方も教えてくれた。 それは、次の様なものであった。
「まず、その場で『1・2』と、その場で予備歩を踏み、それから『1・2、1・2、・・』と歩き出すんです。 そうそう、一歩を目一杯大きくとってぇ・・」
と言う具合だ。 フムフム、こうして歩くと、正常な(=生得的な)歩き方に近い! しかも、杖無しで!!!
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さて、週の後半は、K士によるリハビリだ。 いつものストレッチやマッサージを行った後、先週提案した「パーキンソン体操」の、2番目をやった。 それは、横曲げである。
まぁ、ラジオ体操にあるので、説明の必要はないだろうが、一応、記しておこう。
先ず、足を肩幅に開いて直立し、例えば左側に曲げるのであれば、左手を腰に当てて、右手を自分の頭頂部に廻して、上半身を左に曲げる。 続いて、同じ事を左右を変えて行う。
この時、
「注意点は、前に倒れない様にする事である」
とK士が言ったが、コピーの下の方にも同様の事が書いてあった。