パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ512―スクワット!?!

続いて10月第3週のリハビリになった。 先ずは、週の前半である。 担当は、I士だ。 彼とは、二度目である。 今日は、その中で、印象に残った事を挙げて見よう。

 

施術の途中、彼は私に台から降り、靴を履く様指示した。 私がその通りにすると、彼は私に、脚を開く様に言った。 私が両足を肩幅位に開くと、彼は、

 

   「もっと、開いてぇ・・ そう、もっと、もっとぉ・・」

 

と言いながら、自らの足を開いた。 そして、私が肩幅の2倍(80cm)程、開くとOKとなった。 すると今度は、彼は腰を落として、私に真似よ・・と言う。私も腰を落とすと、彼がこう言った。

 

   「もっと、お尻を突き出してぇ・・」

 

と。 私は、それを聞いて、

 

   「(そ、それって・・ も、もしかして、スクワット!?!)」

 

と思えたので、スクワット風にやってみた。 例えば、

 

  • ・ 膝をつま先より前に出さない。
  • ・ 太腿が水平位に、までなる様に、腰を落とす。
  • ・ 背を伸ばす、と言うより、反らし気味にする。
  • ・ 顔を上げ、前方を見る。

 

そして、その運動がスクワットであるために一番重要な事、

 

  • ・ 鼠径部で上半身と下半身を折る様に曲げる。

 

をやったら、自然にお尻が出た。 その様子を見たI士は、

 

   「オッ、イイですねぇ・・」

 

と言ったっきり、このポーズでの練習を止(や)めてしまった。 それ程、私のポーズの完成度が高かったのだろうか? まさかねぇ・・ (汗)

 

いずれにしても、彼の口から、「スクワット」と言う言葉を、聞きたかった。

 

週の後半の、K士によるリハビリも無事に終わった。