パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ501―N整形外科での最初のリハビリ(2)

 こうして、20分間の施術が始まった。 まぁ、やっている事(の本質)は、これまで総合病院でやってきた事と同じである。 唯、異なるのは、

 

   「これは○○のストイレッチです」

 

と説明が入る事だ。 今まで知りたかった事だけに、最初に聞いたときは、感激した。 

 

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さて、施術がおわると、次は「滑車」だ。 この「滑車」と言うのは、床上170cm位の高さにぶら下がっている滑車の筝である。 その滑車の両側から紐が下がり、その紐の両端に、持ち手が付いている。 夫々を椅子に座って持つと、両耳の辺りの高さになる。 その状態で片方を引くと、滑車を通じて、その分もう片方が上がる。 そして、十分なストレッチのために、目一杯上下する。 それを、左右の引く手を換えて、もう一度、逆の手を上げる。 これで1回である。 そして、これを20回繰り返す。

 

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いよいよ、最後の工程だ。 最後は、エルゴメーター(自転車漕ぎ)となる。 そこで、Aさんは、私を車椅子に乗せ、ウォーキングポールを持って滑車用の椅子からエルゴメーターのサドルに移した。 そして、サドルの位置を身長165cmに合わせた上で、

 

   「前の病院では、何分やってましたか?」

 

と訊いた。 私が

 

   「10分間です」

 

と答えると、彼女はパネルの時間設定を10にし、

 

   「負荷はいかがですか?」

 

と訊いた。 負荷は直前の人が使ったままで、「25w」と表示されていた。 私が、試してみた上で、

 

   「もう少し強くてもイイみたいです」

 

と言ったら、彼女は「+」キーを押し、「26w」とした。 すると、何か急にペダルが重くなった感じがしたので、

 

   「スミマセーン、元に戻して貰ってイイッスかぁ?」

 

とお願いして、「25w」に決定した。 こうして、10分間の「自転車漕ぎ」が始まった。 耳朶に着けた心拍計による脈拍数や、回転速度(r.p.m.)等が表示され、普通に漕ぐと、50 r.p.m.で、90 pulse/分程だった。 不思議なのは、カロリー消費量が93 kcal/時に固定され、この値が負荷量(r.p.m.)とは無関係だった事である。

 

やがて、10分間が経過し、終了音と共に画面が「クールダウン」に変わり、心拍数と回転速度のみが示された。 すると終了音を聞きつけた女性がエルゴメーターを止め、私を車椅子に乗せた、 

 

こうして、初日が無事に終わり、送迎車出来k託した。 帰りは私を含めて、3人だった。

 

印象? ですか??? 兎に角親切である。 まぁ、私が車椅子であるから・・もあるだろうが、それを割り引いても・・

 

え? なぜ助成の理学療法士が「A嬢」でなく「Aさん」なのか・・ですって???

 

それは・・ 私の中では、「~嬢」と言うのは20代までと思っている。 そこで、50代と思(おぼ)しき女性は、「~さん」となるのである。(滝汗)