パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ486―研修生S嬢

 

さて作業療法の後は理学療法である。 台に仰向けに寝て待っていると、H嬢が

 

   「今日は、学生さんと一緒にお願いします」

 

と言い、もう一人の女性の方を向いた。 すると、その女性が私を見て、軽く会釈をした。 名札を見ると、Sと書いてあった。

 

こうして、本日の作業療法が始まった。 先ずは、下半身のマッサージとストレッチである。 H嬢は、S嬢の見る中、淡々とこなしていった。 そして、例のキザキのウォーキングポールを持って来て、左右を確認して、私に渡した。 今回は2回目なので、少し余裕びりた。 そこで、改めてポールを見ると、先端のゴムが球状になっている。 これは、f医師の言う「安定歩行ポール」ではない。 まぁ、スポーツ用か何かの他のモデルだろう。

 

   

 

矢張り、H嬢と言い、S嬢と言い、体格が良い。 先日と本日のM士の時の研修生・Y嬢とは、明らかな違いだ。 その様な意味では、矢張り、Y嬢は作業療法士向きである。

 

さて、今回の、杖を使った訓練は、前回よりも長めだった。 私が右手・左足を出す時「1」、左手・右足を出す時に「2」と声を掛けでくれ、私の後ろから私に上半身を持って、リハビリテーション質にを歩いた。 ターン(=方向転換)の時は、

 

   「ハイ、左に大きく廻ってぇ・・」

 

と指示を出していてくれた。 まぁ、4本足の杖よりもはるかに歩き易い。 ましてや1本足の「T字杖」である。

 

そして最後に、

 

   「このまま、奥さんの所まで行ってみましょう」

 

と言って、理学療法を終わりにした。

 

尚、私がリハビリテーション室に持ち込んだ4本足の杖は。H嬢がS嬢(研修生)に持って来る様、指示していた。

 

   ――――――――――――――

 

以上の訓練から、私は「キザキの安定歩行ポール」が欲しくなった。 どうせ、市から補助が出ないのであれば、インターネット通販で買えばよい。 しかし、もう数日待てば、ケアマネージャーに相談できる。 どうしようか・・と迷っていると、夕方、庭に宅急便の車が入ってきて、運転手が、

 

   「ピンポ~ン」

 

と玄関の呼び鈴をならした。 思わず妻と顔を見合わせたが、二人共心当たりが無い。 しかし、確かに私宛てなので、受け取ると、長女からだった。 何かビニール袋に入った、長いものだった。 品名を見ると、「キザキ ウォーキングポール」とあった! そう、私が欲しかったキザキの歩行用のポール(APAI-205A)である!!! なぜ、長女がこの商品を知ったかと言うと、直前の週末に帰省した時に、母親が長女に検索・調査を依頼したからである。

 

早速lineで、私からの謝意を送信したら、「おー! 良かった」、「一杯、歩いてね!」だってさ!!! きっと少し早い「父の日」のプレセントなのかも知れない・・ であれば、私も長女の事を、

 

   「(オオ、チャンと良い娘(こ)に育ったではないか!?!)」

 

と、自慢したりしてぇ・・ 親バカ丸出しである。(><)