パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ476―訪問リハビリ・・

 

理学療法を既定の40分間やり、続いて作業療法となって、M士がやって来た。 いつも通り、いつももデスクに座り、枠内に名前・フリガナ・住所等を記入していると、M士が、ポツリと言った。

 

   「作業療法で、急性期にやるべき事は、殆んどやりました」

 

と。 なぜ、そんな事を言うのかなぁ・・と思ったら、それは今後のリハビリの方向性についての伏線だったのであった。

 

まぁ、普通は「急性期」のリハビリが終わると、「回復期」のリハビリに移行し、日常生活に不便の無い様、訓練を行う。 例えば、退院後に一人暮らしをする患者には、買い物や食事作り等のシミュレーションを行う。 私の場合には、以下の2つの問題点がある。

 

先ず1点目は、疾患の性質である。 通常の、整形外科領域の疾患や脳血管障害等に対するリハビリでは、急性期の後は回復期になろう。 しかし、私の様な脳神経疾患では、急性期の後に回復期になるとは限らない。 寧ろ、症状が進むと考えられる。 この事は、私をほぼ1年間担当してきたM士なら、分かっているハズだ。 

 

続いての2点目は、回復期の訓練の場所である。 まぁ、実生活と同じ事を病院でやるには、限界がある。 そこで、ベストなのは、患者の自宅でやる事だ。 しかし、M士は、

 

   「私達が。患者の自宅に行って(何かを)やる事は出来ないんです」

 

と説明した。 では、それをやるには?

 

   「介護保険を使えば、それができるんです」

 

と、M士が言った。 つまり、現状の健康保険によるリハビリから、介護保険によるリハビリに切り替えると言う事である。 そう言えば、訪問リハビリを受けている知り合いのパーキンソン病患者は、要介護の等級を持っていた。

 

所で、今の制度では、リハビリを健康保険と介護保険とを混合して受ける事は、認められていない。 まぁ、保険の請求事務は月単位なので、もしかしたら、月毎なら、変更が可能かもしれない。(要確認)

 

ただ、介護認定を受けている患者が、医療系のリハビリを受けるためには、一定期間ごとに医師が発行(押印)する書類が必要となる。

 

では、現在の主治医であるf医師は、どう言っているのか? 彼は、先ず私が介護認定受けて、隣の「〇〇〇の家」の理学療法のリハビリを受ければ良い・・と。 しかし、f医師は、このクリニックの常勤医ではないので、またいつか総合病院に戻らなければならない(かもしれない)。 尚、「〇〇〇の家」とは、中央クリニックが運営する老人介護施設であり、クリニックに隣接している。

 

さぁ、どうしたら良いのだろう・・ 今日で、f医師が書いてくれた「オーダー票」の有効期限が切れるしぃ・・