パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療008―201904(1)

さて、4月の下旬にf医師による診察があった。 普段は朝一で診察を受け、午後からリハビリを行うのが通例だった。 しかし、朝一の診察時には駐車場が無く、待合室も空席が無い程混雑している。 そこで今回、午後3時の受診にしてみた。

 

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予約時刻の15分程前(=14時45分)に出発すると、door-to-doorで、10分程で到着するので、それから院内用のスリッパに履き替えて診察券を窓口に出すと、15時迄には間に合う。 案の定、駐車場にはポツポツと空きがあり、待合室内はガラガラだ。 後で知ったのであるが、当日は院長の診察が15時半からだったのだ。 つまり、待合室にいる患者は、f医師の患者・・と言う事になる。

 

我々は、15分程で呼ばれた。 うん、早い!

 

私がノックして妻と診察室内に入ると、f医師が椅子を廻してこちらを向き、訊いた。

 

   「どうでしたか、ペリアクチンは効きましたか?」

 

私は、

 

   「だめでした・・」

 

と答えながら、いつものメモをf医師に手渡した。 そこには、次の様に書いておいた。

 

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1)  前回受診日(2019年3月〇〇日)以降の体調について 

 

  • ドプス600mg+シンメトレル300mg、アムロジピン5mg(いずれも1日量)は、ほぼ毎日服用した。
  • ペリアクチン錠4mgについては、途中でgive upしてしまった。(理由は下記に)
  • ADL/QOLが、更に低下してしまった。 例えば
  • バランスの悪化:移動時・歩行時のふらつきや立ちすくむ事が、増した。

(床からの立ち上がり時、妻の手を借りる事が多くなった。 歩行時は、ほぼ同様。)

(病院・ホームセンター等、外来者用車椅子のある所では、毎回借用する様になった。)

  • 姿勢保持障害:立位でのバランスの喪失(易転倒性)が一層酷くなった。

(室内外で繰り返し転倒の結果、手・腕・膝に擦過傷。 膝の下には、内出血も・・)

  • 歩行障害:すくみ足や突進歩行等

(床の見切り縁で立ちすくむ様になった。)

等がある。 その原因として、次の2点が考えられた。

  • 症状が進んだ。
  • ペリアクチン(1日3回、各1錠)は、2回服用後、違和感があった。 3錠目服用後、それは「脱力感」に変わった。 妻も、私を支える時、「フニャフニャしている」と。
  • 足のむくみについて
    • 前回先生よりご教示のあった「寝る前に、30分間、足をあげてみよ」を実行したが、著変はありませんでした。
    • 4月より新担当となった(上尾中央総合病院の)理学療法士が施術中に、疑問を持った。

「このむくみの原因として、循環器系や腎臓に問題はないの? 主治医の先生は、何て言ってるの?」

と。 どの様に答えたら良いでしょうか?

 

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f医師は、ペリアクチン(の処方)に自信があったのか、②の「(理由は下記に)」の「下記」を探し始めた。 そして、③の最後を見て、妻に

 

   「ご主人は、(本当に)フニャフニャしていましたか?」

 

と訊いた。 これに対して、妻が

 

  「えぇ。 もぅ、支えるのが大変で・・」

 

と答えたので、納得した様だった。

 

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尚、最後の疑問は、実際、M嬢から発せられたものである。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/04/20/091524

 

これに対して、f医師は、

 

   「もし循環器系や腎臓に問題があれば、先ずは顔からむくんできますよ。 足だけなんでしょ? むくんでいるのは???」

 

と言うものだった。 私は、「成る程・・」と思った。