パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

お花見(1)

 

今日は、リハビリの後に、桜を見に行った。 場所は、昨年も訪れた名刹S寺である。 今年は、そのすぐ隣のK公園で、歩行訓練を行った。 

 

先ずは、桜の花の開花状況である。 もう、見ていて息苦しくなる程の満開である。

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20190407/20190407143203.jpg

 

そして、この公園では、桜が終わるとツツジが咲き、それが終わると、今度は藤棚の藤が咲く。 上記URLの写真は、満開の桜とじっとその日を待つツツジの様子である。

 

続いては、なぜこの公園に来るかと言う理由であるが、遊歩道(ジョギングロード)があるからだ。 一周、約400m程だろうか、ここを

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20190408/20190408104225.jpg

 

妻のサポートを得て、杖を突いて歩いていると、多くの人が我々を追い越して行く。 上記URLの写真は、その前の写真の数日後に撮られたものである。 ご覧の様に、花びらが吹き溜まりに寄っている。 これが、湖面や川面等の水面なら、「花筏(はないかだ)」と呼ぶが、地面の場合は何と呼ぶのだろう? 読者の諸姉諸兄にお尋ねしたい。

 

さて、最後は私の近影である。 これは、散歩(と言う名の歩行訓練)の休憩中に撮影して貰ったものだ。

 

   https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20190407/20190407144846.jpg

 

え? 背景の建物が何か?? ・・ですって??? あれは、第二次世界大戦で落命した人々の慰霊碑である。 桜に囲まれて、公園の隅にひっそりと佇 (たたず)んでいる。

 

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では、歩行の状況について、少し。 先ず、私は右利きなので、右手で杖を持つ。 妻は私の左側に立ち、自分の右手で私の左腕をシッカリと抑える。 勿論、私の突進歩行を防ぐためである。 そして、「1,2,1,2・・」と小声でキューを出してくれる。 勿論、段があると

 

   「ホラ、段があるわよ」

 

と教えてくれたり、疲労により足を引きずりだしたら、

 

   「ハイッ! 足を上げてぇ!!!」

 

と激励したり、

 

   「あそこのベンチで、休みましょ?」

 

と提案してくれたりする。 そして、休んでから歩き始めの一歩がすくんで出ない時は、

 

   「ハイ、一歩」

 

と言いながら、私の前40cm位に自分の靴先を置いてくれたりする。

 

将に「痒い所に手が届く」とは、この事であろう。 「比翼連理」と思っているのは、私だけだろうか? まぁ、「糟糠の妻」と言う方が、彼女の様な女性の事をあらわしているのだろう・・