パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

木小屋の解体 (前編)

 

さて、義父母がやっていた農業には、色々と器具・道具類を保管したり、それらを使って作業したりするためのスペースが必要だった。 それを、昭和31年に建てられた「居宅」を使っていた。 (尚、現在の居宅は昭和45年に建てられたものである。)

 

そのスペースを、義父母は「木小屋」(きごや)と呼んでいた。 しかし、その木小屋も築後63年を経て、老朽化して来た。 例えば、去年の台風の風で窓ガラスが破損したり、今年に入って屋根瓦が自然落下したりしていた。 特に後者には、(最悪、人的)危険が伴う。 下記画像は、解体前のものである。 下屋の中央に、瓦が1枚落下しているのが見える。 

 

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では、解体すれば? と言っても、名義は義母である。 認知症の進む義母には、業者の選定・見積もり・(価格)交渉等、無理である。 そこで私が主となり、妻が従となって進める事とした。

 

先ずは、業者の選定である。 私は、① ハウスメーカー、② 解〇サポートが紹介した業者である同市内の有限会社K土木、③ 以前、樹木の伐採を依頼した業者・・に見積もりを依頼した。 そうしたら、屋号が「株式会社〇〇園 代表取締役M」となっていた。 会社成りをしたそうである。

 

すると、②と③がほぼ同じ価格、①はそれらの1.5倍位だった。 唯、③は、プラス23万円(税込み)で、即ち、ブルのレンタル台と手間賃をロハ(=無料)として、伐採物の廃棄代のみで、周辺を伐採・整地してくれる・・と言う。

 

実は、周囲の樹木等の処置に困っていた我々は、③の提案に乗った。 それは、具体的には、木小屋の南南東にあるキウイ棚の鉄パイプや、ユズの木・柿の木・市道との境界に垣根として植えてあった低木の伐根を意味する。

 

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ユズも切る・・と妻が言い出した時、私は、待った・・を掛けた。 しかし、① ユズの木は大きな棘(とげ)―――と言うより、長さ5cm位の「針」―――があり、剪定が困難、② 剪定した枝が落ちて、それを踏むと、靴の底を貫いて痛い、③ その理由で、植木屋泣かせである ・・ と言う理由を聞いて、納得した。

 

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実際、上の写真では、頂部の徒長枝が切れないでいる。

 

また、その奥にあった柿の木も切った。 甘い柿だったが、木が大きくなり過ぎて、剪定も困難になっていた。

 

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さて、いよいよ重機が入り、3.8トン・トラックも2台揃い、解体の始まりである。