パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療006―201902-1

さて今日は、午前中のクリニックでの診察と、午後から総合病院にてリハビリのある日だ。 先ずは、クリニックでの診察である。 予約が9時半だったので、9時15分に出発した。 

 

車を駐車場に停め、診察券を出すと、ほぼ定刻だった。 今日は、割と空いている。 事実、到着後10分程で呼ばれた。 扉をノックして診察室に入ると、大きな肘掛け椅子に埋もれそうなf医師がこちらを向いて、

 

   「どうでしたか?」

 

と質問した。 私は、正直に答えた。

 

   「余り、良くありませんでした。」

 

そして、私は、次の内容のメモを出した。

 

(1)  前回受診日(2019年1月〇日)以降の体調について 

 

 

  • バランスの悪化:移動時・歩行時のふらつき等

(床からの立ち上がり時、妻の手を借りる事が多くなった。)

  • 姿勢保持障害:立位でのバランスの喪失や上半身の右側への一層の傾倒等

(2月〇〇日、杖を突き、普通に立っていて、急に後方に倒れる。)

  • 歩行障害:すくみ足や突進歩行等

(2月〇〇日、屋外ですくんで右膝をコンクリートに打ち、出血)

 

である。 その原因として、次の2点が考えられた。

(但し、夜中の頻尿の改善には、有効だった。 また、一時、便秘になった。)

 

(2)処方上の希望について  

 

  • ④ 錐体外路症状(または、パーキンソニズム)の内、特に無動(寡動)を改善する薬(ドパミン系・セロトニン系以外)の処方をお願い致します。
  • ⑤ 頻尿抑制作用のある薬の内、セロトニンの濃度を上昇させない薬の処方をお願いします。

 

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まぁ、f医師にしてみれば、「④ の様な薬があれば、とっくに処方してるわぁ・・」と言いたかったかも知れない。 しかし、パーキンソ病の大家としては、そうは言えない。 暫く考えて。こう言った。

 

   「ドパミン系(薬剤)は、いかがですか?」

 

と。 しかし、過去、ドパミン(マドパー配合錠)やD2アゴニスト(ビ・シフロール、プラミペキソール)が全く効かなかったので、否定的な返事をした。

 

さて、トリプタノールについて、f医師は、こんな説明(評価)をしてくれた。

 

   「トリプタノールと言うのは、古い薬なんです。 セロトニンを増やす(抗うつ)作用、抗コリン作用、その他にも・・何か色々作用があるんですが、SSRI薬としては弱いんですよねぇ・・」

 

それを聞いて、私は

 

   「(オイオイ、『何か色々作用』って鎮痛作用だろうが・・)」

 

とは思ったが言わなかった。