パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ460―大きく書けない  

 

さて、2019年2月最初の行事はリハビリだ。 本来は、(2月最初の)「お婆ちゃん」の火葬であるが、「身内だけで、行なう」・・と言うので、我々は呼ばれなかった。 更には、「お爺ちゃん」の四十九日法要も予定されていたが、結局は一緒にやる・・と言う。 まぁ、集まる人の立場を優先させたのだろう。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/02/11/093239

 

「お婆ちゃん」入院している時、そんな(「四十九日を一緒にやったりして・・」と言う)悪い冗談を言った人もいたが、それが現実となると、もう笑えない。

 

でも、私の長男に言わせると、インフルエンザに罹り、食欲も無くなり、脱水症状を呈して死亡するのは、典型的な老人の死に方らしい。 もっと言うと、(単なる)風邪でも同じ事になる・・と言う。

 

まぁ、このブログをお読みの方の中には、その様なご年齢の方はいらっしゃらない・・とは思うが、

 

   「なぁにー、タダの風邪だよ! 寝てれば、その内、治るさ!!!」

 

等と、強がりを言わず、暖かくして(体温が低下すると、免疫力も低下するので)、ポ〇リス〇ットや〇S-1等を「飲む点滴液」だと思って、十分な水分を摂って、休養する・・ 勿論、医師の診察を受けて・・ と言うのは、多くの重篤な疾患の初期症状が、風邪に似ている事があるからだ。

 

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話しが脱線したが、今日の作業療法であるが、これまでの格子状の枡目から、自由スタイルになった。 そして、先ずは私に自由に書かせた。 すると、住所の番地の文字が小さく、しかも細くなってしまった。

 

   「これじゃあ、『8』と読めないでしょ?」

 

と言う事で、数字の「8」の練習となった。

 

彼は。私が書いているのを見て、

 

   「もっと大きく! もっと、もっと・・」

 

と、大きく書く様に私を鼓舞するが、相変わらず、1cm位の字で細身にしか書けないのである。 まぁ、普通の人には、理解し難い現象(症状)だろう。 M士にしてみれば、

 

   「(これだけ言っているのに、どうして大きく書けないんだ? まさか、ふざけてるんじゃないの???)」

 

と喉まで出かかっているかもしれない。 でも、そこはグッと堪えて(?)、彼は最大限に大きな「8」の字を書いた。 それは、直径7cm程の円が2つ付いた長さ15cm程の「8」である。 その後、「(ちょっと、これ見よがし過ぎた)」と思ったのか、5cm位のを書いた。 そして。私がその文字を一旦なぞってから、フリースペースに書くと・・ あら不思議! 今度は3cm位には書けた。

 

彼は、それを見て、満足そうだった。