パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ454―新年最初の作業療法

さて、午前中はf医師によるクリニックでの診察、午後からは総合病院でのリハビリである。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。

 

さて、今日は作業療法が先にある。 そこで、M医師による予診を受けて、受付前のパイプ椅子に座っていると、M士が声を掛けて来た。 本来なら、「明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い申し上げます」なのだろうが、もう、4日から仕事なので、そんな挨拶を交わす人も無く、次々とリハビリ室に消えて行った。 M士も、敢えて新年の挨拶をしなかったので、普通にリハビリ開始となった。

 

リハビリテーション室に入る時、M士は私にこんな事をいった。

 

「今日は、午前中(窓から)富士山がきれいに見えたんですけどねぇ・・」

 

と、まるで私とcenecioさんとの約束を知っている様だった。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/02/23/071008 (コメントにある約束)

 

そう言われて、私が窓から富士山の方向を見ると、白い雲がずうーっと低層に広がっていた。 人間の活動に伴う排ガスだろう。

 

   ―――――――――――――

 

M士は、私をデスクの椅子に座らせて、棚から皿とビー玉を持って来た。 そして、前回と同じ事を遣る様に言って、席を外した。 そう、ビー玉3個を人差し指と中指・中指と薬指・薬指と小指で、同時に挟んで、もう一つの皿に移して行く「あれ」である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2019/01/07/170022

 

唯、2回目なので、少し方法を変えてみた。 すると・・ 簡単に出来る様になった。 では、

その方法とは?

 

ビー玉を指で掴む時、その順序を。①薬指と小指で、②中指と薬指、③人差し指と中にする事である。  これにより、一番掴み難い①を先に済ます事になるので、全体の時間が短縮できる。

 

続いては、フリーでの練習だ。 つまり、枠も手本も無い状態で、次の文字を書くものである。

   ここの場所 (                 )

   名   前  (                 )

   今日の日付 (                 )

   新 元 号 (                 )

 

全く、お茶目な人である。 新元号は4月1日に発表する・・と安倍首相が言っているのに、それを1月上旬の今日、予想して書け・・と言うのだ!?!

 

あ、それと、今日は月初なので「リハビリテーション総合計画書」を作る日だった。 なぜか、今月は作業療法士が作る様だ。 色々と書き込んだM士は、私に訊いた。

 

   「今月の目標は、なんですか?」

 

これにたいして、私は

 

   「自分の名前と住所をキチンと書ける事です」

 

と答えた。