パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功―51

 

さて、11月上旬、今日は気功の施術の予約日だ。 午後2時の予約なので、0時半に(妻の運転で)自宅を出発した。 まぁ、気功師の所まで1時間とチョットなのだが、遅れない様、早目に出発した。

 

すると15分ほど余るが、某店舗の駐車場で待機する様にしている。

 

気功師への土産として、いつも自宅で収穫できるものを持参するのだが、今回は、甘柿と柚子、それに装飾用の「豆柿」を持参した。 すると、気功師は豆柿が余程気に入ったらしく、早速下駄箱の上のミニカボチャと交換した。 その結果、玄関内がチョッピリ華やいだ印象になった。

 

    https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20181114/20181114091925.jpg

 

さて、施術が始まった。 私は総合病院でリハビリの施術を受ける時、いつも仰向けの姿勢から始まるので、ついその時の習慣で仰向けに寝たら、

 

   「はい、最初はうつ伏せになってぇ・・」

 

と、気功師に注意されてしまった。 こうして、気功の施術が始まった。

 

前回までは、肩甲骨付近を一生懸命撫でて、猫背の修正に時間を割いたが、今回は他の部位と同じ位だった。 つまり、猫背の程度が、容認出来るまでに軽減したのだろう。 原因?

 

そりゃ、きっと「背筋」を鍛えるための、f医師の「リハビリテーション・ワークブック」の効果に違いない!!!

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/10/14/083111 の8行目以降

 

そして、仰向けになって。10分程やったろうか? 施術は、無事に終了した。

 

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彼女は、コーヒーを淹れに席を立った。 この時、私は布団から降り、枕と毛布を整えて、座布団に座って待った。  すると数分して彼女が戻り、コーヒーと苺のバウムクーヘンを持って来て、我々に勧めた。 そして、お茶をしながら、私の病状について解説し始めた。

 

 

先ずは血圧であるが、上(=収縮期血圧)が128(mmHg)、下(=拡張期血圧)が76(mmHg)で

 

   「丁度イイわねぇ」

 

と言った。 私は、いつも思うのであるが、

 

   「(なぜ気功で、血圧が分かるのだろう・・)」

 

と。 

 

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続いて、わたしの体重の話しになった。

 

   「前回より、少し太ったわねぇ・・ 以前は、丁度良かったのにね!」

 

と指摘を受けてしまった。 最少66kg、現在68kg。 確かに増えてはいるが、僅か2kg!?! 妻すら、否、本人でさえ分からないのに・・

 

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そして、気功師本人の履歴の話しになった。 彼女は、我々に質問した。 それは

 

   「(人生を今から)生きて行くのに、親はアテにならない。 勿論親戚も、ましてや他人・・。 これからは、一人で生きて行かなければならない・・と思ったのは、何歳の頃だと思いますか?」

 

と言う質問だ。 我々が、分からないのでいると、彼女は、

 

   「小学3年の時よ!」

 

と。 我々は、同時に、

 

   「えーーー」

 

と驚嘆と共に言った。

 

本人の話しによると、彼女は薬剤師の両親の元に生まれ、小さい頃祖父母に預けられたそうだ。 しかし、彼女の男兄弟は、チャンと両親の元で育っていったのに・・。 これは私の想像であるが、男尊女卑の風潮があったのではないか・・と。 

 

「お嬢様育ち」かと思っていたが、結構、「苦労人」だったのだ。