パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ437―8月の理学療法

続いては、理学療法である。 担当はこれまたイケメンのS士だ。 まぁ、私の場合は「歩行障害」が主訴なので、M士が理学療法の事を「脚のリハビリ」と呼ぶ様に下半身の強化が目的だからだろう。 逆にS士は作業療法の事を「手のリハビリ」と呼ぶ。

  

さて、8月の理学療法を振り返ってみよう。 彼はある時、高さ50cm程の巨大な枕を棚から持って来て、それを私の足元に置き、こう言った。

 

   「両足をこの(枕の)上に乗せて下さい。 そう・・ そしたら、お尻を持ち上げて下さい」

 

と。 私は両足を揃えて、お尻を目一杯持ち上げた。 すると、胸・腹・腰・太腿が一直線になった。 彼はその結果に満足したらしく、そのまま巨大枕を元の棚に戻した。

 

まぁ、それだけであるが、その結果を立膝によるものと比較すると、興味深い。

 

仰向けに寝て、膝を立ててお尻を持ち上げる・・ この時、足は普通は肩幅に開いてる。 そして今度は両足を揃えてみよう。 すると・・ お尻は、先程ほど持ち上がらない。 この現象は、先の巨大枕を使った例と矛盾する。

 

この理由は不明だが、どこかで切り替わるポイントがあるはずである。 しかし、やてみると、なだらかなので、切り替わりポイントは無かった・・

 

さて、彼は私に、

 

   「どんな自主トレをやってますか?」

 

と質問したので、私が

 

   「脚上げとか、背筋とか、・・」

 

と答えると、彼は

 

   「じゃあ、こんなのをやって下さい」

 

と言いながら、彼は台にうつ伏せに寝て片足を上げた。 そう、以前やったヤツだ。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/09/04/091503

 

そこで、家で試したら、何とか出来た・・ 所が、翌週、彼はこんな事を言った。

 

   「背筋の(筋肉)トレーニングの時に、万歳をやってみて下さい」

 

と。 かれは、台にうつ伏せに寝そべって、頭と片腕を上げた。 勿論、私は帰宅後に試した。 しかし、出来なかった。 と言うのは、先ずは頭がそれ程上がらない。 更には、腕もそんなに上がらない。 前者は胸郭の柔軟性不足、後者は、肩の可動域の問題だろう・・