診察201808―2
私は、主治医の交替希望について次の様に書いた。
(4) 診療上の希望について
- ⑤ ○○中央クリニック・f先生宛てに「患者情報提供書」(紹介状)を書いて頂けないでしょうか。
(f先生はパーキンソン病の薬物治療に詳しく、当該クリニックにセカンドオピニオン外来は診療科としては無いが、来院すれば診察する・・との事。)
f、村田美穂、服部信孝、近藤智善:大規模患者調査で明らかになった日本におけるParkinson 病薬物治療の実態.BRAIN and NERVE 2011; 63: 255―265.
ま、「紹介状」を書く・・と言う事は「病院を移る」(=主治医が変更になる)事と等価である。 そこで例えば、f医師が村田・服部と言う大御所達と共著で、パーキンソン病の薬物治療についての論文を書き、しかもそのファーストオーサーになっている・・と彼の実績を示した積もりだったが、無駄だった。
と言うのは、F医師は小さな声で
「あぁ、f先生ね! 自治医科大の・・」
と言ったのである。 つまり、F医師はf医師を知っていたのだった。 私はなぜか、チョッピリ安堵した。
(5) その他
- ⑥ 指定難病医療受給のための「臨床調査個人票」の記述を有難うございました。
- 7月19日に提出して参りました。
今回から書式が変更になり、従来お伝えしていなかった項目(例:出生地等)も含まれる様になったので、気になった点をリストさせて戴きました。
ページ |
項 目 |
臨床調査個人票 |
小生の記録 |
1/9 |
出生市区町村 |
(空欄) |
〇〇県〇〇市 |
4/9 |
MRI撮影日 |
西暦2017年11月 |
西暦2015年02月 |
5/9 |
SPECT実施の有無 |
☑ 2 未実施 |
☑ 1 実施 |
実施時期 |
(空欄) |
西暦2013年12月 |
|
6/9 |
L-DOPA製剤使用の有無 |
☑ 1 使用中 |
☑ 3 過去に使用 |
治療効果 |
☑ 1 改善 |
☑ 2 不変 又は ☑ 4 不明 |
以上
さて、この ⑥ において、私は大きな思い違いをしていた。 それは、
- (ア) MRI撮影日 理由:もしかしたら、過去の撮影日は知っていて態(わざ)と?
- (イ) L-DOPA製剤使用 理由:ノウアリストは、L-DOPA製剤と併用しないと健康保険適用とならない。
- (ウ)(同)使用効果 理由:(イ)の結果、【改善】としないと、「無効な薬を処方している」と指摘される?
である。 実は、(イ)は今回、初めて知った。 そのため、F医師による最終処方には、マドパー(L-DOPA製剤)が含まれていた。
こうして、F医師による最終処方として、28日分が処方された。 こうして、F医師の診察は終了したが、勿論、次回の予約は無い。 そこで、退室時にいつもより深々と頭を下げた。
――――――――――――――
こうして、F医師の診察が終了したので、会計書類が出来上がるのを待っていると、事務職員がA4サイズの厚みのある封筒を渡した。 見ると、
〇〇中央クリニック
パーキンソン専門外来
f 先 生
侍史
〇〇様 診療情報提供書
CD-R 在中
と、書かれていた。 F医師は、我々が待っている間に書いてくれたのである。