パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ433-段々、難しくなる

 

2018年7月中旬にリハビリがあった。 勿論、作業療法理学療法とのセットである。 先ずは作業療法だ。 

 

作業療法担当のM士は、途中、輪投げを準備した。 そう、腹筋運動のためであり、それが「正しい」姿勢に繋がる・・と言う。 そこで、前回の方法を踏襲したのであるが、唯、1ヶ所のみ変えてみた。 それは毎回の試技の間の呼吸を省いた事である。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/08/17/085605

 

と言うのは、もし前回のままだと時間が掛かり過ぎる。 例えば、投げ輪が15個あったとしよう。 1回の試技に15秒掛かる(4秒の吸気+10秒の呼気+1秒のインターバル)とすると、各試技の間に1回の呼吸が入るので、結局、30秒掛かる事になる。 これに試技の回数40(=15×2+10=15回を左右+中央10回)を掛けると、全体の時間が20分と計算される。 つまり、1回の作業療法の時間(=40分)のほぼ半分を費やしてしまうのだ。

 

これでは、せっかくの作業療法も冗長なものとなってしまう。 そこで私は試技の間の呼吸を抜いてみた。 勿論、それはM士の了解を得ている。 彼は常々、こう言っていた。

 

   「自分のペースで(試技を)始めてイイですよ」

 

と。 これにより、投げ輪の時間は半分(=約10分)になる。 ま、納得である。

 

所で、「正しい」姿勢を求めるなら、腹筋より背筋を鍛えるべきではないか・・と言う疑問を持った読者がいた。 Happy-ok3さんである。 そこである時、M士に訊いてみた。 彼の答えは、次の通りだった。

 

   「○○さんの場合は、背筋はチャンとある。 しかし、それでも右に傾くのは、左の腹筋が弱いからなんです」

 

と。

 

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更に、 かれは、テーブルの上にタオルと塗り箸とを準備した。 そして、箸だけでタオルをたためと言う。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/08/13/083003

 

唯、今回はタオルの四隅を揃えよ・・と言う。 普通にやると、1cm程ずれてしまう事、しばしば。 すると、彼は

    「60点・・ ですねぇ」

 

と言って、やり直しを示唆する。 そこで、私が箸で一旦タオルを開いて、再度畳んだが、まぁ、2回目も同じ様なズレとなった。 失敗である。 更に私が3回目をやろうとしたら、彼は、

 

   「四隅を(箸で)揃えたら?」

 

と言うのでやってみた。 うん、この方が簡単だ。 但し、新たな皺が生じるのでそれらを平坦に伸ばさなければならない。

 

その次の畳みも同様である。 こうして、同じ様な作業でも段々、レベルアップするのであった。

 

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尚、その後の理学療法も、無事に終わった。