パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

排気量4000ccのアメ車 - 滞米生活、その7

 

自動車の運転免許を取得しますと、次は車ですね。 私が滞米中に転がしていたのは、Rambler Ambassadorと言うアメ車でした。 4000ccです! 後ろには、キャンピングカーをトーイングするための器具まで付いていたました。 でも、維持は大変でした。 例えば・・

 

コロラド州北部のフォートコリンズでは、冬に何度かストームが来ます。 この時は一晩で30cm以上積雪する事も珍しくありません。 翌朝は出勤前に、自動車を雪から掘り出す(!)のが大変でした。

 

そして、冷えたエンジンは大抵かかりません。 そこでボンネットを開け、エァフィルターの蓋を外して、揮発性ガスのスプレーをキャブレターに向けてシューーーッと掛けるのです。 (中身はエーテルだと思います。) これだけで大抵は始動します。 それでもダメな時は、ブースターケーブルのお世話になります。 ですから米国では「前向き駐車」は、してはいけないのです!

 

日本では向きが逆ですよね? 仕事が取れずにガッカリして駐車場に戻りますと、そこの看板に励まされます。 「前向きでお願いします」と・・

 

因みに、降雪のない日は放射冷却により、フロントガラスは氷でガリガリになります。 スクレーパーで取るのですが、氷が厚い膜になっている事もあり、これが結構な重労働。 イソプロピルアルコールをスプレーする人もいるそうです。

 

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では家の前の歩道は、誰が除雪するのか? 日本では道路管理者(市道なら市)ですが、フォートコリンズの条例では、その家なのです!?! つまり、歩行者が歩道を歩いていて雪に足を取られて滑ると、その歩道に面した家の人が訴えられるのです。 (米国では、他の街でも同様でしょう。)

 

公共の場所の管理であっても個人が責任を持つ。 逆に、以前紹介しました「伸びすぎた芝」の例の様に、個人の場所の管理も公に対して責任を負う。 その様な社会的コンセンサスがあるのでしょう。 何でも他人のせいにしたがる某国の人とは、違いますね?