パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

運転免許 - 滞米生活、その6

 

米国の田舎で生活するには車が必要ですが、当然、運転免許証が必須です。 私は日本から国際運転免許証を持参しましたが、本来の有効期間(1年)は州法では認められません! 国が交わした条約より、州法が優先する? 「合衆国」である事を、実感します。 

 

それに州の運転免許証は、ID(身分証明書)としても必要です。 パスポートを常時携帯する訳にも行きませんから・・

 

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運転免許を取得するには、街のPolice Office(警察)の免許係に試験を申し込み、視力、学科、実地の3試験に合格する必要があります。 視力検査は日本と同じで、直ぐにパスしました。

 

学科試験は道路交通法です。 予めテキストを貰って読んでいましたし、私は日本の運転免許を取得していましたので、さして難しいものでもありませんでした。 試験を申し込むと数ページの問題用紙が渡され、選択肢に○を付けて行きます。 終わって提出すると、その場で採点です。

 

一応合格できたのですが、試験官が間違った所を解説してくれます。 例えば、酔っ払い運転とならないための、アルコールの血中濃度はどれ位までか?・・と言う問題を間違ってしまいました。 正確な数字ではありませんが、例えば、①10mg/l、②1mg/l、③0.1mg/lだったとします。 私は最少の③を選択したのですが、正解は②でした。 「ちょっと待て! 確かに誤解だったが、低いほうに思っていれば間違いないだろう?」と食い下がったのですが、認められませんでした。

 

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実地試験は、自分の車で行います。 建物の前に駐車して待っていると、試験官が助手席に乗り込んできて、街へ出ます。 「さあ出発! 次の交差点を右へ曲がれ、ここのレーンは左へ寄せろ、パーキングスペースに駐車せよ」と次々と指示が出ます。 最後に出発地に戻り、講評と採点です。

 

慣れない外車(この場合は、国産車?)で、左ハンドルの上に右側通行なので、冷や汗ものでしたが、何とか合格できました。 日本と一番違う点は、追い越して元の車線に戻る時、追い抜いた車との距離を(振り向いて)肉眼で確認する事でした。 (州により、違うかも知れません。)

 

全部の試験をパスすると、免許証の交付です。 顔写真を撮って、暫く待つと渡されます。 見ると、特徴として髪と目の色が書いてあります。 それを見て、米国が多民族国家である事を実感しました。