パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ423―S士の奥さん???

 

5月中旬、今日も前回同様に、グルタチオン点滴とリハビリ(作業療法理学療法)のある日だ。 グルタチオン点滴の事は後で纏めるとして、ここではリハビリの様子について、述べよう。

 

いつもの手順で手続きをこなして、妻と待合椅子に座って待っていると、

 

   「〇〇さーん?」

 

と呼ぶ女性の声がした。 振り向くと、可愛い女性である。 私は、

 

   「(あれぇ? 今日の担当は、S士のハズだけど???)」

 

と思った。 きっと、怪訝な顔をしていたのだろう、その女性は自分の名札を示し、

 

   「本日(の理学療法を)担当させて戴きますSと申します」

 

と言った。 Sだけだと分からないが、S士と同姓なのである。 これじゃあ、混乱してもやむを得ない。

 

   「(ま、まさか、S士の奥さん???)」

 

とは思ったが、違った場合。失礼過ぎて訊けない・・ まぁ、一般的には、女性が未婚か既婚かは、彼女の左手の薬指を見れば分かる。 しかし、理学療法士は、その職業柄、就業中(特に施術中)は、指輪をしない人も多い・・と聞く。

 

かと言って、

 

   「〇〇さんって、独身ですか、それとも既婚ですか?」

 

等とも訊けない。 と言うのは、何か下心でもある・・と誤解されたくも無いし、第一、何とかハラスメントとでも流布されると、他の理学療法士ともギクシャクしてしまう。

 

   ――――――――――――――――

 

まぁ、そんな事より、S嬢の手技を見て行こう。 先ずは、下肢のマッサージであるが、I士やS士のそれよりも、弱い。 まぁ、女性である事もあるが、寧ろ初めての患者だからだろう。

 

次に、ボールを使ったトレーニングを行なった。 直径70cm位のボールを仰向けになった私の脚の下に入れた。 この状態で、足がボールの上から落ちない程度に足でボールを前後させるのである。 続いて、同じ事を右に、左に行うのである。 それぞれ、20回ずつ行った。

 

最後に、円背を修正して、背筋を伸ばす訓練を行った。 それには、私が台に腰掛けて、彼女が私の背後に立て膝になって両手で私の両肩を後ろに引くのである。 すると彼女の体温が私の背中に伝わって来る・・ そこで背を反らせると、接触位置が変わり、腰の辺りに彼女の太腿を感じ、肩甲骨から両肩の辺りで、両胸を感じ・・ 感じられない!?! う~ん、高さの問題か、それとも反りが足りないのか??? 

 

成る程、もっと上半身を伸ばし、十分反れ・・と言う事か!?!