パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ420―I士、最後のリハビリ施術

 

さて4月下旬の今日は、3年半の長きに亘り私のリハビリを担当してくれたI理学療法士による最後の予約日だ。 そこで、いつもの様に妻の運転で総合病院に行き、いつもの様にM医師の予診を受け、リハビリの開始を待った。

 

予定時刻から程なくして、I士が現れ、

 

   「〇〇さーん?」

 

と呼んだ。 こうして、最後のリハビリが始まったが、彼は特別何も言う訳でもなく、いつものルーチンを淡々とこなして行った。 そのため私からも、何も言わなかった。 

 

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こうして時は静かに流れ、残り15分位になった時、彼は私に靴を履く様、指示した。 私は、

 

   「(きっと最終回だから、私の歩行障害に対する『総まとめ』でもやるのかな?)」

 

と思ったが、事実は違った。 彼は、靴を履き終えた私に、こう言った。

 

   「それでは、壁の方を向いて、両手を壁に着いてください」

 

と。 私は、

 

   「(ははーん、前回の『オ〇マ掘り』の続きだなぁ・・)」

 

と思い、両足を肩幅より広く取り、壁から離れて位置した。 そうして、両腕を水平に伸ばして両手で壁に着き、「受け入れ体勢」(笑)は整った。 すると、彼は、

 

   「もっと壁に近付いてぇ・・ 両手をもっと高く上げて下さい」

 

と言った。 つまり、新技だったのだ!?!

 

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では改めて、今日の新技を見て行こう。

 

先ず、壁に向かって両足を肩幅に広げて立つ。 壁からの距離も肩幅位か、それより多少狭目でも良い。 両手は「バンザイ」をして、なるべく高い位置に置く。 その状態で、

 

   「おヘソを壁に近ちかづけてぇ・・」

 

と言う事らしい。 確かにこれにより、腰・背筋・肩が伸びる。 屈み仕事を続けて、腰が曲がった時にやると、イタ気持ちイイ~!!! ・・となる。