パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

グルタチオン点滴療法―8~11―1

 

2018年(平成30年)4月になった。 世は、新年度だ、新入生だ、新入部員だ、新入社員だ・・等と喧(かまびす)しいが、退職して毎日が「家庭療養」の私には、遠い昔の事の様にしか思えない。 それでも長男は、S県の某病院に勤務となり、都内から引っ越して行ってしまい、長女は大学で新入生の受け入れに忙しくしている事だろう。

 

さて、私の4月の行事は、グルタチオン点滴療法ではじまった。 前回に引き続き、4月前半のトピックを纏めよう。 

 

先ず、O医院に入って受付をするが、その受付周辺に、矢鱈と栄養補助食品(サプリメント、以下サプリ)のパンフレットや容器(見本)が並んでいる。 凡(おおよ)そ、他の医院とは違った雰囲気である。 オマケに廊下の壁に、例えば「オリーブ葉エキス」の効能効果を記したポスターまで貼ってあると、恰(あたか)も「健康食品展」か何かでブースの脇の通路を歩いている・・と言う錯覚すら、覚える。

 

では、なぜO医院では医療のみならず、サプリまで提供しているのか? それは、「分子整合栄養医学」(オーソモレキュラー、Orthomolecular)に基づくからである。 では、その

Orthomolecularとは、何か? 下記URLによると、一種の代替医療らしい。 

 

   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC%E7%99%82%E6%B3%95

 

Orthomolecular療法では、特定のビタミンやミネラルを大量に投与する事がある。

 

 

では、高濃度とは? O医院のHPによると、最大量は100gである。 これだけ高濃度になると、血液のpHや浸透圧が心配になるが、まぁ、大きなお世話(=杞憂)だろう。

 

もしかしたら、グルタチオンもこの延長上にあるのかもしれない。 しかし、

 

   「血中のグルタチオン濃度は細胞内に比べ非常に低いため正確に測定することは2難しく、またストレス下ではその合成も促進されるために必ずしも枯渇しているとは限らず、グルタチオン自体の測定ではその動態を正確にモニターすることが困難です。」

   (http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/research/2016_11_09_01.html

 

と言う事らしい。 つまり、グルタチオンが働くのは細胞内なので、グルタチオンが細胞膜をどの様に通過させるかが、次の問題となる。