パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

グルタチオン点滴療法―3―1

 

今日は3月中旬、3回目のグルタチオン点滴療法の予約日だ。 何しろ、週2回点滴するので。結構忙しい・・ 10時の予約なので、その5分前には到着する様、妻の運転でO医院に出掛けた。 院内には、常に10~15人程が待っている。 妻が受付に申し出た後、私達は予め物療室の前まで進んだ。

 

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15分程して、私の名前が呼ばれた。 見ると、前2回、担当してくれたSさんではなく、Nさんと言う、若い女性だ。 彼女は私の右上腕部に駆血帯を巻き、アル綿で前腕上部を強く拭きだした。 しかし、中々思った程、怒張しないらしく、指でタップしながら、撫でて行き、やがて静脈の走行を確認したらしく、アル綿で1回拭って、

 

   「チクッとしますよ」

 

と言い、翼状針を刺した。 すると、カテに血液が見えた。 皮膚を通しては私には全く見えないが、きっと彼女には静脈が「見えて」いるのだろう・・ その場所と角度から推して、「前腕正中皮静脈」を狙ったものと思えた。

 

Nさんは駆血帯を緩め、クレンメを操作して、液を滴下し始めた。 そして、彼女が私に訊いた。

 

   「痛くないですか?」

 

と。 針の先端付近に違和感を覚えた私は、

 

   「痛いです」

 

と答えた。 すると、彼女は矢張り針の先端付近を指で軽く押した。 少し周囲より盛り上がって、弾力がありそうだ。 つまり、針先が静脈から出てしまっている様だ。 彼女が翼状針を抜くと、針先から細く液が出た。 彼女は慌ててクレンメを閉じ、私の背中に廻り、視界から消えた。 

 

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彼女は、翼状針を交換し、私の左腕に点滴すると言う。 同一人物の静脈血なので、新たな感染は無いと思われるのに、針を交換する理由は、きっと初回で注射針周囲のシリコンが取れ、2回目の刺入時に強い痛みを惹起するからだろうと思われる。

 

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さて、私の左腕は尺側皮静脈の走行が明白であり、駆血帯により隆起する。 ここなら簡単に刺入できそうだ。 しかし、なぜか彼女はまたしても、前腕正中皮静脈選んだのである。

 

その結果・・