パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

グルタチオン点滴療法―1―5

 

さて点滴が終了し、栄養学の講義も終了すると、O医師が物療室に入って来た。 そして、矢継ぎ早に言った。

 

   「どうですか? 歩いて見て? オ、いいですねぇ・・ ハイ、そこでバックして? もう一回前に歩いてみて・・ ハイ、そこでUターンしえ見てぇ・・ 奥さん、動画、撮ってますか?」

 

と。 確か、初回は800mgのグルタチオンから始める・・と、O医師が言っていた。 800mgでこれだけ効果があるなら、「今後、グルタチオンを倍・倍と増やして行く」(O医師)時、大いに期待できる!!!

 

また、私が後退歩が苦手なのを知っている妻は、

 

   「わー、凄い! バックが出来るじゃない!」

 

と驚いて見せた。 実は、驚いたのは私の方だった。 と言うのは、これまで総合病院でのりはビリで、「後退歩時の(後方)突進や転倒等の予防」を希望として挙げたが、何の反応も無かった。 今にして思えば、それはリハビリテーション科の範疇で無く、脳神経内科の問題だったのだ。

 

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こうして、初回の診察と処置とが無事に終わり、我々は元の待合室の会計窓口の前で待った。 問題は費用である・・ 自由診療なので、値段は不明である。 しかも、HPを見ると現金決済のみらしい。

 

やがて、妻が会計窓口の女性に呼ばれ、費用を支払った。 どうも、自分の財布の中だけで、間に合った様だ。

 

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帰宅後、費用を妻に訊くと、14,000円しなかったらしい。 そこで領収書を見ると、2通ある。 片方は但し書きが「パーキンソン病治療自費分」となっている金額12,096円(税込›の領収書であり、他方は1,720円の領収証であり、保険点数が書いてある。 

 

では、それそれの中身を見て行こう。

 

先ず、自費(保険外)分であるが、税抜き価格で11,200円。 つまり、薬剤費10,000円と点滴手技料1,200円だろう。 続いて、保険分であるが、初診料282点と検査点数1,436点のみである。 即ち、「保険外併用療養費制度(予約制)」を適用してくれたのである。

 

尚、自費分の費用は、今後グルタチオンの量が変わっても同じ・・と言っていた。