三陰交
「た〇しの家庭の医学」と言うテレビ番組で、頻尿対策を紹介していた。 自ら頻尿だという女性3人が水500mlを飲んで、尿意を感じるまでの時間と、その時の膀胱の容量をMRIで測定し、それらを普通の女性2人と比較していた。
頻尿の女性は、飲水後22分程でソワソワし始め、(尿意申告用)ボタンを押した。 この時の膀胱の容量は127mlだった。 (他の2人は、飲水後37分・47分後) 他方、普通の女性が尿意を感じたのは1時間20分と1時間45分後であり、その時の容量は327mlであり、この段階で既に2.5倍以上の差になっていた。
また、ある被験者の日常を放送していたが、台所でフライパンで加熱調理中に尿意に襲われ、大学受験勉強中の息子が呼ばれて、交替していた。 数えると、昼間だけでも23回もトイレに、夜間でも数回トイレに起きていたと言う。
では、家庭で出来る頻尿対策は? それが、本日のタイトルである「三陰交」である。
三陰交 ・・ 何か淫靡な響きである。 「三」は数字の3、「陰交」は「淫行」ではなく、「陰」が「交」わる場所。 即ち、東洋医学で言う所の「ツボ」の事である。 ここには、足を通っている肝経、脾経、腎経というとても大切な3つの陰経が交わっていると言う。
http://www.fukurow.jp/wp-content/uploads/2015/07/sann.jpg
場所は、両足の内くるぶしの頂点から指4本分、上らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=fwS1y-3L3Es
https://youtu.be/E0YsCyPFfH4?t=7
「らしい」と言うのは、無責任な話しであるが、実際、自分で押した時の「ズン」と言う感じが分からない。 しかし、この三陰交を1日3回、毎食後に1分ずつ押すだけで、著明な改善が見られたと言う。 例えば、日中23回もトイレに行っていた前記の女性の例では、
23回(実行前)→12回(初日)→9回(3日目)→8回(4、5日目)→7回(6日目)
と回数が減少して行ったと言う。 であれば、夜間頻尿の私としては、これはもう試すしかない!!!
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/02/10/091158 (日記の後半)
そこで、三陰交と思われる場所を押してから就寝した。 しかし、回数そのものは、相変わらず3回だったが、「切迫感」が消失していた。 更に一週間、指圧を続けると、一晩3回だったのが2回となり、現在は1回となった。
つまり、チャンと三陰交を押せていたと言う事と、三陰交を押す事が夜間頻尿の改善に資したと言う事である。
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では、なぜ三陰交が頻尿の改善に役立つのか? 西洋医学的に考えてみよう。
そもそも、なぜ加齢に伴い、頻尿になるのか? それは、「膀胱満タンセンサー」が誤動作を起こし易くなるからである。
三陰交には、膀胱周辺の神経が通って、足まで伸びている。 この神経を刺激すると、「センサー」の誤動作を起こさなくなる。 では、なぜ三陰交なのか? それは、この場所で神経が表皮の近くを通るから。
もし、(夜間)頻尿や切迫尿意に悩まされている人がいたなら、是非お試しを!!!