パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

水難の相9―(地元の水道会社が漏水箇所を特定)

 

不便ながら風呂には入れていたが、シャワーが使えないのには困った。 それに台所でもお湯が使えないので、妻がブータレるのである。 しかし、漏水箇所が確定していないのに、230,000円(税抜き)も出して万が一、漏水箇所が床下の給湯配管じゃあなかったら、目も当てられない。 そこで、いつもお世話なっている地元の水道屋さん(株式会社F設備)に診て貰う事とした。

 

F社に電話すると、担当のSが戻り次第、電話を折り返す・・と言う。 待っていると、Sさんから電話があり

 

「今日の午後には、伺います」

 

と。 きっと、出先からの携帯電話からなのだろう。 結構、レスポンスが早かった。

 

   ――――――――――――――――――

 

こうして、F社のロゴと社名が小さく入った軽トラックで、Sさんがやって来た。 見ると、両耳にヘッドフォンを付け、手には長さ70cm×直径2cm程の先の尖った金属の棒を持ち、その棒の反対端には四角い小箱が付いていて、ヘッドフォンからのケーブルがその小箱に繋がっている。 明らかに、金属棒の先の振動を音に変換して調べる装置だ。

 

その姿を見た妻は、

 

   「今まで、そんなん(=そんな装置)で調べる人はいなかった」

 

と感激を顕わにした。 確かに水漏れの箇所を同定するためには、必須だろう。 そして彼は、エコキュートの止水弁を開けて、点検口から床下にもぐって行った。

 

暫くして彼は。診断結果について、こう述べた。

 

   「台所に行く給湯配管で漏れている可能性が高い様です。 風呂場と洗面台への配管の漏れの有無は、エコキュートへの(給水の)音と重なって、良く分かりませんでした」

 

と。 そこで。妻が

 

   「もし、20㎥もの水が漏れたら、土の表面が濡れたり、水溜まりが出来たりしません?」

 

とT氏の受け売りを言うと、Sさんは、

 

   「表面がズリだと、(水が)上まで(=表面まで)上がって来ない事って、あるんですよ」

 

と説明してくれた。 成る程、納得行く。 ここにきて、漸く漏れ位置が、床下の給湯配管で納得出来たのである。

 

では、F社に見積もって貰うと、一体、いくらになるのだろう? 訊くと、衝撃の価格を口にした。