パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ404―「そうだったのか!?!」

 12月中旬の今日は、リハビリの予約日だ。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた、 まぁ、年末は病院の駐車場が混むので、気持、少し早目の出発とした。 どれ位混んでいるかと言うと、満杯で空席待ちのため駐車場に入れない車が、道路の左側を2~3ブロックも占有する事すら、ある・・と言う程である。

 

この所、診察券を私が預かり、「受診案内票」を出力しているが、万が一、駐車場が混んで妻が遅れる時は、自分だけで予診とリハビリとを受ける事が可能である。 

 

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さて今日は、空の車椅子を押しても、余りすくまなかった。 こうして診察券を再来機に通して、受診案内票を出力した。 そして、それを車椅子の背のポケットに入れ、エレベータまで、進んだ。 こうして妻と会い、エレベータで7階の外来リハビリ受付に到着した。

 

そしていつものM医師の予診を受け、待っていると、I士が声を掛けて来た。 こうして、空いている台を探して、施術の開始となった。

 

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さて、今回は、「リハビリテーション総合計画書」を作る回である。 そう、リハビリとしては今日が今月2回目であるが、初回はリハビリでなく、特別障害者診断書用の測定しか行っていなかったのだ。 そこで今回、終了時刻の10分程前に、I士が私に台に腰掛ける様に促した。

 

計画書には、予め固定項目が印刷されていたのであるが、私の様にかれこれ5年半も同じ症状で理学療法を受けていると、本来は可変項目であるべき(?)項目までが、恰も固定項目の様に印刷されていた。

 

それでもプライドからなのか、彼は2~3個書き足した。 そして紙を裏返して、訊いた。

 

   「リハビリの目標とか、こんな事をやって欲しいとか、ありますか?」

 

そこで、私は今困ってる症状を言った。

 

   「あのぉ・・ 後退歩とか、方向転換をスームースに、出来る様にしたい」

 

と申し出ると、彼は

 

   「じゃあ、チョット、やってみましょう」

 

と言い、私に立つ様に促した。 そして、姿勢を真っ直ぐする様に、言った。 そしてこんな事を、独り言の様にボソッと言った。

 

   「姿勢が真っ直ぐしていれば、(足が)すくんだり、突進(歩行を)しないのになぁ」

 

と。 それを聞いた私は、

 

   「そうだったのか!?! そう言う事だったのか!?!」

 

と自分自身の中で、何か分かった(≒悟った)様な気がした。