パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

検査

 

今日は、リハビリの後に診察がある日であるが、前回の診察時に、

 

   「次回は検査をしますので、少し早目に来て下さい」

 

と言われていた。 これにより、リハビリ中に検査が行われ、診察時には検査結果が出ている算段になっている。

 

そこで我々は病院内の移動時間も含めて、検査に要する時間として30分を見たのであった。 そして、いつもより丁度30分前に到着した私は、妻の介助を得て、車椅子で検査受付に行った。

 

受付で濃いピンクの番号札(384番)と採尿検査用紙コップが渡された。 そこで受付の裏側にある検査用トイレに行った。 すると、身障者用トイレには先客がいたので、私は車椅子を降りて、男子トイレに入ると言った。 妻が、一人で大丈夫か否か心配そうに訊いたが、私は、

 

   「大丈夫だよ!」

 

と言って、トイレに入った。 勿論、コップを運ばなくて済む、一番奥の男性用便器の前に立った。 そして、トレーナーを少し下げ、パンツの間からペニスを引っ張り出した。 さらに、初尿を少し捨てて、真ん中付近の尿のみを青い線まで注いで、一旦コップを置いて最後まで排尿した。 カップの目盛りは75ccであり、50ccで十分だと言われていたので、量としては、満足出来た。

 

最後に、トイレの奥の小窓を開けて、先程のコップを金属製のコップ立てに置き、扉を閉めた。 そして、専用のせっけん液で両手を洗い、エアジェットで乾燥してトイレの入り口のドアをそっと開けると、私だと察した妻が車椅子を持って来てくれた。

 

   ―――――――――――――――――――

 

続いて、採血である。 そこで私を乗せた車椅子は、採血の順番待ち用ソファーのそばに陣取った。 案内パネルを見ると、387番の患者を採血中とあり、その下に、「以下の番号の方はお呼びしたけど不在でした。 スタッフにお声掛けください」とあり、少し小さいフォントサイズで384番が表示されていた。 車椅子のまま採血できるブースには、ずーっと先客がいるので、私は誰でもどこでもイイから、検査技師に申し出る様、妻にお願いした。 

 

こうして、少し遠いブースであったが、車椅子から降りて杖のみで採血用テーブルの前の丸椅子に腰掛けて、採血の運びとなった。 女性技師は、手際良くバーコードリーダーに、名札や真空採血管のバーコードを読ませて行った。

 

無事に採血が終わり、続いて心電図の測定だ。 我々は、心電図測定室前の待合用ソファーの脇に陣取った。 やがて、番号が呼ばれ、車椅子ごと測定室内に入った。 私が車椅子を降りて。ベッドに移ろうとしたら、女性技師が私の背中の服をたくし上げた。 曰く、

 

   「台に上がってからだと脱ぎ難いので、先に少し(服の裾を)上げときましょうね」

 

と言った。 オイオイ、先に言い終わってから服に手を掛けないと、私の様に誤解する人間が出て来るぜ!?!

 

こうして、心電図測定も無事に終わったが、今はゼリーを塗らないので、電極を外したら、

即、終了である。