パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

給油・検査・リハビリ・診察

11月末も近い下旬の某日は、総合病院で検査、リハビリ、診察がある日だ。 検査対象は、①尿検査、②血液検査、③心電図の測定・・である。 車のガソリンも少ないので、いつもより、45分も早く家を出た。 検査に30分、ガソリンの給油に15分・・だと言う。 私は

 

   「給油なんか、5分で大丈夫だろう?」

 

と妻には言ったが、運転手(=妻)が

 

   「もっと早目がイイ」

 

と言うので、通常より45分も(!)早く出発する事となった。

 

   ――――――――――――――――――――

 

そして、総合病院への途中にあるセルフスタンドに寄った。 車を給油スタンドの横に着け、そのタッチパネルを手際良く操作して行った妻の手が途中で止まった。 そして、妻は、

 

   「緑(軽油)のノズルを給油口に入れろって出たんだけど、どうしよう」

 

と言った。 本来なら赤(レギュラーガソリン)のハズである。 つまり、パネルの押し間違えである。

 

そこで妻は、店員を探した。 しかし、人件費節約のために店員を減らしてセルフ式にしたので、店員も中々見つからず、見つかっても直ぐに手を離せる状況かどうかは分からない。 そのためと思われたが、妻が店員を呼びに行ってから、数分経って漸く来た。

 

店員は、予め妻から聞いていたのであろう、パネルを操作してレシートを出力し、

 

   「あ、(本当に)3,000円ですね」

 

と確認した上で、

 

   「では3,000円を返金しますから、取りに来て下さい」

 

と言い、再び妻と何処かに消えた。 本来なら給油スタンドの内部から返却すべきなのだろうが、どうも従業員やアルバイト等の店員には、スタンドの内部を開けさせない様になっているのだと思われた。 

 

給油スタンドの内部が開かなくても、お釣りとして出金する必要はある。 では、そんな時、お釣りはどうするのか? 

 

お釣りを受け取るためには、レシートを持って店員の所に行かなければならない。 それが面倒なので、従来は満タンに入れていたものを、3,000円ポッキリを金額指定で入れる様にしたのであった。

 

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話しは戻って、3,000円を返金した店員は、妻のパネル操作を見ていたが、「今度は、大丈夫だろう」と思ったのか、途中でいなくなった。 今度は、チャンとレギュラーガソリンを入れる事ができて、漸く出発となった。

 

こうしてガソリンスタンドを後にしたが、時計を見ると・・ ガソリンスタンドに寄らないで出掛けた時間と同じだった。 つまり、

 

   「(自分のミスにより余計に掛かる時間を見越しての早目の出発なのか!?)」

 

とは思ったが、それは言わなかった。