パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

アメリカシロヒトリ

 

今年は、ヤケに毛虫が多い。 先日右手をやられた「イラガ」の幼虫も、その一つである。 

 

psp-pagf.hatenablog.jp

 

しかし、イラガは毒を持っているものの、それ程増殖力は無く、植物に対する影響は限定的である。

 

それとは逆に、毒は無いが植物に対して甚大な影響を持つのが、アメリカシロヒトリだ。 例えばその食欲と繁殖力は、物凄い。

 

   http://www.pref.nara.jp/10709.htm

 

事実、甘柿は丸坊主になってしまった。 勿論、近所の樹木もやられている。 

 

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では、防除方は? 確実なのは、スミチオンの1000倍希釈液らしい。

 

   http://www.greenjapan.co.jp/smichion_n.htm

 

例えば、柿のアメリカシロヒトリに対しては、1000倍液を散布せよ・・とはあるが、「収穫45日前まで」、「3回以内」と言う使用制限がある。 他の野菜類に対しては、殆んどが「収穫14日~21日前まで」となっているのに、なぜ、柿では45日前までなのだろう。 

 

尚、スイカやメロン等、皮が厚く皮を食用にしない果実については、それぞれ「収穫3日前まで」・「収穫前日まで」となっている。 まぁ、納得できる。 であるなら、ナス・キュウリの「収穫3日前まで」・「収穫前日まで」と言うのが意味ワカメだ。 まさか、ナス・キュウリに付着したスミチオンは、特別に分解されやすい・・なーんて事は無いだろう?

 

ま、脱線したが、アメリカシロヒトリに対しては、「スミチオンの1000倍希釈液」で良い様だ。 では、どうやって樹木に散布するのか? これはもう、動噴しかないだろう。 勿論、完全防備の上で・・

 

では、「いつやるの?」、「あとでしょ!」・・と言う事になる。 と言うのは、10月中旬は秋雨前線が居座っていて、雨が続くばかりか下旬にかけて台風21号の上陸すら、懸念されていた。

 

と言うのも、一生懸命散布しても、降雨により効果は半減してしまうものと、推察しているからである。 それに、柿の収穫時期が45日以内に来てしまう・・

 

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所で、アメリカシロヒトリはその名が示す様に、米国に由来するらしい。 戦後の米国からの軍需物資に付着していたと言う。 日本では、1945年に東京で発見されたのが最初とされている。 (下記URL参照)

 

では、米国では大量発生して、樹木を食い荒らしているか・・と言うと、そんな事は無いらしい。 すると、なぜ日本ではこれ程の大量発生したのか? それは、日本にはアメリカシロヒトリを捕食する小鳥やアシナガバチが少なかったから・・らしい。

 

そう言えば子供の頃、夕方になると、数十羽、否、数百羽のスズメが三角形の隊列を組んで、空を覆いつくして移動する様子を良く見たものだった。 それが、最近はどうだろう。 スズメが電線に停まっている姿すら、見なくなった。 その原因は、Silent Springのそれと同じだろう。 もう一つ例えれば、アメリカシロヒトリの幼虫を排除すると言う事は、それを主食とするシジュウカラも排除する事に、他ならない。

 

アシナガバチも「有害昆虫」として駆除される様では、日本でのアメリカシロヒトリの大量発生の責任は自然のバランスを壊した我々・日本人自身にあると言わざるを得ない。

 

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と言いつつスミチオンを使う様では、言っている事とやっている事が違う・・と言行不一致の指弾を受けそう・・ であれば、こんな方法(せっけん液の撒布←下記URL)もある。

 

   https://matome.naver.jp/odai/2136962797608415401