パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ396―膝の痛み

今日は10月中旬、今月3回目のリハビリのある日だ。  そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 M医師の予診を受けて待っていると、I士が声を掛けて来た。 そして、リハビリ室に入りながら、I氏の質問をキッカケにして、こんな会話が続いた。

 

   「どうですか、調子は?」

 

   「えぇ・・ まぁ、調子の方はイイんですが、膝が痛いんです。」

 

   「・・」

 

「実は、夕べ、脱衣場でバランスを失って、左膝を床に・・」

 

すると、脚の施術の時、一々

 

   「どうでうすか、痛くないですか?」

 

と訊いてくれた。 私が痛いのは膝関節でなく、膝のすぐ下の打ち身(圧痛)なのであった。 丁度、痣(あざ)の様に・・

 

やがて施術が進み、I士は私に

 

「四つん這いになれますか?」

 

と訊いて来た。 すると、左膝に体重が掛かるので、痛くて出来なかった。 I士は私に

 

   「痛いんなら、止めときましょう。」

 

と言って、四つん這いでの、トレーニングは中止した。

 

さて、本日の重点ストレッチであるが、いつか実施した「上半身の柔軟性」である。 

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2017/10/20/094308

 

彼は私の後ろに廻り、背中のほぼ中央の高さに水平に置いて、

 

   「私の腕に寄りかかって、腕を支えにして後ろに反って下さい?」

 

と、案内してくれた。 その後、彼が私の正面に戻り、

 

   「じゃあ、左右に曲げてぇ・・」

 

と言うので、私が自分の拳を脇腹の上の方に当てて、曲げた。 すると彼は、反対側の腕も付ける様、アドバイスした。 つまり、例えば右に曲げる時、右手を拳にして自分の右脇腹の上の方に付ける。 更にこの時、左腕を自分の頭上に持って来て、覆い被せるのである。 これにより、一層、曲がる様になる。

 

するとI士は私に、こう告げた。

 

   「左右には、良く曲がっています。 が、後ろには、不十分です。 これが出来ないと、(体の前後のバランスが取れず、)突進してしまうんです」

 

と。 ナルホド、彼が上半身の柔軟性に拘っていたのは、単に当該部位の固縮予防だけでなく、その様な意味もあったのだ。 それを知ると、何か身近な目標が出来た様な気がして来た。